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那須川天心(24=帝拳)が14日、米国合宿のため羽田空港を飛び立った。9月18日(月)に有明アリーナで開催される「Prime Video Presents Live Boxing 第5弾」で、プロ2戦目を迎える”神童”に気負いはない。
那須川がスーパーバンタム級8回戦で対戦するファン・フローレス(23=メキシコ)のプロ戦績は9戦9勝(7KO)。
気分は「最高ですね。楽しみですね」と元気よく答えた那須川は「前は不安があったが、日本のスパーリング調子いいし、ボクシングが形になった状態で行くので、ワクワクですね。前(の合宿時)にいた選手がいたら、変わったところを見せられると思う」と自身の成長を実感している様子で、自信を持ってアメリカ合宿に臨む。今回の合宿は、スパーリングが中心で、自身初となる8ラウンドのスパーリングも予定されている。
国民的人気を誇るキックボクサーから、ボクシングに転向した那須川だが、少しずつ成長を感じている。「地に足がついて来た。ステップや音が違う。ガードの上に当たった時に鈍い音が出て来た。パンパンパンが、プルプルドッカーンになってきた」と独特の言い回しで、表現してくれた。ボクシングのトレーニングに関して、計算高く行われていると思っていたという那須川だが、「ボクシングは、(キックとくらべ)追い込むと思ってなかったが、追い込んでいる。吐きそうになりながらやってる。根性論。精神面を鍛えてる」。これを聞いていた粟生隆寛トレーナーは、隣で笑顔を続けていた。
粟生トレーナーからは、「重心の乗せ方やパンチの打ち方」など、今取り組んでいることを確認することが伝えられた。以前は、「当てることを意識してた」という那須川だが、今は「ダメージを与える殴り方」に変わってきたと、粟生トレーナーも口を揃えた。
9月18日(月)のプロ2戦目に話が及ぶと、粟生トレーナーは「相手は下がったらボクシング出来ない」とした上で、「天心は下がった時に、いかにバタバタせずにいられるか。詰める時は、入り方のバリエーション」を課題とした。