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[試合後談話]2023.7.31

激アツ! 東日本新人王戦!

 東日本新人王準々決勝が31日、後楽園ホールで開催され全8試合で熱戦が繰り広げられた。

 第6試合、スーパーバンタム級4回戦では、池崎創哉(24=三迫)と鳥井士恩(22=角海老宝石)が激突。試合は、ダウン応酬の大激戦となった。
鳥井士恩(角海老宝石)が逆転勝ち!
 勝負を決めたのは、鳥井の右ストレートだった。初回、鳥井はジリジリと距離を詰めて、右ストレートで顔を弾き先制攻撃。2回もアグレッシブに攻めていたが、サウスポー池崎のワンツーを浴びてダウン。立ち上がった鳥井は、必死にパンチを返してピンチを乗り切った。3回、鳥井はワンツーでダウンを奪い返すと、最終4回に右ストレートで倒して決着をつけた。
「ダウンしたが冷静だった」
 3戦全勝(3KO)の池崎を撃破した鳥井は「2ラウンドにダウンしたが、レフェリーストップにならないように、あえて少し攻める姿勢を見せた。頭の中は冷静だった。絶対に倒して勝つと決めていたのでうれしい」と声を弾ませた。
「次も倒して勝つ」
 「強くなりたかったから」と、高校1年で地元・札幌の格闘技ジムでボクシングを始めた鳥井。その後、ボクシング&フィットネスchangesに移ったが、「やっぱり東京で勝負がしたい」と、神崎宜紀会長(changesジム)が現役時代に所属していた角海老宝石ジムを紹介してもらい、19歳で入門した。

 準決勝では、吉川雄天(19=オークラ)と対戦する。鳥井は「次も絶対に倒して勝つ」と言葉に力を込めた。
吉川雄天(世田谷オークラ)が4連勝
 第5試合スーパーバンタム級4回戦では、吉川がミルザド・マハディ(21=本多)と拳を交えた。サウスポー吉川は、サイドに回りながら右フックをヒット。プレスをかけてくるマハディに対し、メリハリのある攻撃で最後までペースを渡さなかった。
「次もしっかりと勝ち切る」
 試合後、取材に応じた吉川は「何度か良いパンチを当てたが、前に出てきたので(こうなったら)気持ちの勝負だったと思った。最後まで足を使うことを心掛けた」と冷静に試合を振り返った。

 元プロボクサーの父の影響で、小学4年でボクシングを始めた。スパーリング大会で経験を積むと、2021年7月にデビューした。2連敗スタートだったが、現在4連勝中と絶好調だ。「結果がついてきて、モチベーションも高い。次戦も勝ちに徹したい」と意気込んだ。

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