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WBO世界フェザー級タイトルマッチが25日、東京・有明アリーナで開催された。チャンピオンのロベイシ・ラミレス(29=キューバ)は、この試合が初防衛戦。チャレンジャーは、世界初挑戦の清水聡(37=大橋)。ロンドン・リオ五輪2大会連続金メダリストに輝いた実績を誇るラミレスと、ロンドン五輪銅メダリスト清水による、オリンピックメダリスト対決としても注目を集めた。
清水聡の左ストレート!
試合が決まったのは5回。アッパーの連打を受けた清水が膝をつくと、会場からは大きな拍手が起こり、これに後押しされて立ち上がったが、ラミレスは一気にパンチをまとめて勝負に出ると、防戦一方となった清水を見て、レフェリーが試合を止めた。
無念のダウン!
世界初挑戦に敗れた清水。「体力では自分の方がと思っていたけど、さすがオリンピック二大会の金メダリスト。せっかくチャンスをくれた大橋会長に申し訳ないの一言です」と敗戦の弁を述べた。
清水聡(大橋)
今後については「まだ何も考えてない」と。ただ「アマチュアを長くやりすぎたのか、しばらく前から身体がついて行かないというか、思い通りに動かない時間が続いた。騙し騙しやってきたけど」。悔しさというよりやりきった感じがにじみ出た。引退の二文字は浮かんだのか、の質問には「そういう方向になるかもしれない」と前言を翻す感じだった。「リーチの差を活かし、最後には手を上げてリングを降りたいと思っていたし、会場の声援も聞こえていたのに……」と無念さに言葉も詰まっていた。
5R1分8秒TKO
ベルトを手に会見場に現れたラミレス選手。「まず、清水選手にリスペクトを」と相手に敬意を表した。清水選手に対しては「アマチュア時代が長く、プロとしてのキャリアは少ないということは知っていたし、背が高いことも頭に入っていた。下から下から行こうとは思っていた。戦術が上手くいったかどうかは、試合で皆さんが見た通りです」と自信に溢れた言葉を延べ、「ベルトを今後も守っていく」と締めくくった。
ロベイシ・ラミレス初防衛戦成功