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「3150 FIGHT SURVIVAL vol.7」のメインイベントの前日計量が19日、都内のJBC事務局で行われた。64.0kg契約8回戦のリングで対峙するのは、WBO世界スーパーライト級8位のホセ・マヌエル・ガルシア・バスケス(24=メ)と、スーパーライト級で世界挑戦した経験もある実力者、近藤明広(38=一力)。ライト級時代には日本タイトルを獲得し、スーパーライト級でもOPBF王座に就くなど、国内やアジアのトップ戦線で戦ってきた近藤は、世界を目指して世界ランカーを相手に実力を示すことができるのかー。後楽園ホールで20日、大一番を迎える。
64.0kgで計量をクリアした近藤は、「強そうですね」とバスケスと初顔合わせした印象を述べた。これまで、世界戦線でも戦ってきた近藤だが、国内でビッグマッチが組まれたことに「日本でできるのが大っきい」と関係者に感謝の気持ちを伝えた。
明日の大一番に向けて「タイ合宿できたし、減量も楽だったので、良い仕上がりとなった」と気持ちを込めた。
一方、今回が初来日のバスケスは、64.0kgで計量をクリアすると「しっかり準備ができたので、計量もクリアできて嬉しい」と終始笑顔で取材に応じ、明日の「3150 FIGHT SURVIVAL vol.7」のプロモーターを務める亀田興毅ファウンダーとも談笑するなど、気負いはなかった。
トレードマークの黒縁メガネをかけ直しながら「スーパーマンだからメガネが必要」と試合までは、映画スーパーマンのクラーク・ケントを意識して、写真撮影を求めてきた。
近藤の試合のビデオは見ていないというバスケスは「ビデオをチェックするのは、チームの仕事。アドバイスを受けながら、スパーリングをして準備してきた」と世界ランカーのプライドを見せた。
今後に関しては、「すでにWBOユース王者にはなったが、10月のWBOコンベンションでは、世界挑戦が発表されると思う」と現在の心境を伝え、WBO世界王者テオフィモ・ロペス(25=米国)に挑むチャンスを得るためにも「明日の試合が大事」と語った。