中谷潤人が相模湖でスイッチオン!

　WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者の中谷潤人(25=M・T)が、9日から相模湖カントリークラブで走り込み合宿をスタートした。

　9月中旬に日本で予定されている防衛戦に向けて、スイッチを入れるのが目的で「怪我なく、しっかりと走り込みたい」と意気込んだ。

　参加したのは中谷と、M・Tジム所属の日本スーパーフェザー級7位の神足茂利(26)、B級ボクサーの齋藤哲平(22)、B級ボクサーの瀬筒陸斗(18)、C級ボクサーの野中太陽(20)、高校生ボクサーの中村翔氣君(17)らの6名。

　今回は、2泊3日を予定しており、朝は長距離走で、夕方はダッシュを中心としたメニューで1日25Km走る。トレーニング前に囲み取材に応じた中谷は「アップダウンが激しいコースなので、(トレーニングには向いていて)ありがたい。試合に向けて土台作りをしたい」と語った。

　7月20日(木)から9月3日(日)まで、米国ロサンゼルスでスパーリング合宿をする予定で、次戦に向けて、着々と準備を進める。走り込み合宿終了後は、日本バンタム級王者の堤聖也(27=角海老宝石)や前日本ユース・フェザー級王者の英洸貴(24=カシミ)とのスパーリングで仕上げていく。

　日本時間5月21日(日)に米国ラスベガスでアンドリュー・モロニー(32=豪)に12回TKO勝ちし、世界2階級制覇を達成。先日、WOWOWで放送され、反響の大きさを感じたという。「日本で試合をして、ファンに良いパフォーマンスを見せたい」。

 村野健会長によると、初防衛戦の相手はまだ決まっていないが、指名戦になる予定だという。中谷の次戦が待ち遠しい!