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IBF世界ミニマム級暫定王者の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が30日、都内で会見を開き、8月11日(金)にエディオンアリーナ大阪で、正規王者のダニエル・バラダレス(メキシコ)と王座統一戦を行うことを発表した。
この日も口数は少なかった銀次朗だが、「決着をつけられる舞台に感謝してます。チャンピオンは1人でいいと思っている。もちろん勝つ自信はある」と、不完全燃焼に終わった今年1月の試合のケリをつけることに意欲を示した。その上で、「ガチガチの殴り合いしてないが、ノーモーションなど、テクニックは持っていると思った」と、1月に3ラウンド対峙した感想を述べた。
会見に同席した渡辺均会長は「4月16日は、兄弟の強さを確認できてよかった。強い選手を育てて、プロモーターに託す形ができていて嬉しい」と亀田興毅ファウンダーに感謝した。
オンラインで繋がったバラダレスは「コンディションはいい。次はノックアウトする」と話した。明日から高地トレーニングに入ることを明かすと、「早いラウンドにも、長いラウンドにも対応できる」と勝利に自信を示した。
4月に暫定王座に就いた銀次朗の試合に話が及ぶと「全部は見てないが、断片的には見た。銀次朗が明確な勝ち方をしたと思う」と感想を述べた。
1月に拳を交えた銀次朗の印象は「フィジカルが強く、やりにくかった」と評価しつつも「まあまあ強かったが、何回やっても自分が勝つ」と強気な姿勢は崩さず、8月11日の再戦に向けて「白黒はっきりつける。メキシコを代表して必ず勝つ。アクシデントは仕方ないが、日本に行くことを決めたので、素晴らしい試合をして、勝つ。ベルトを持って帰るのは自分だ」と意気込みを語った。
この日は、戦い方にも言及し、「一瞬の踏み込みでワンツーで詰めるのではなく、バッティングを避ける。距離の詰め方など、新しいことに取り組んでいる」と会見後も穏やかな表情で取材に応じ、「夏は好き。活発になれる」と8月11日の決戦に自信を示した。