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[試合後会見]2023.6.13

晝田瑞希のV1戦! 衝撃の結末!

 WBO(世界ボクシング機構)女子スーパーフライ級王者の晝田瑞希(27=三迫)が13日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」で同級1位のケーシー・モートン(39=米)を迎えて初防衛戦に臨んだ。

 昨年12月にデビューからわずか4戦目で世界チャンピオンに輝いた晝田のパフォーマンスに注目が集まった。
1分3秒KO勝ち!
 晝田が圧巻の内容を見せた! サウスポー晝田が左ストレートから右フックをフォローしダウンを演出。立ち上がったモートンだが、ダメージは甚大。晝田はチャンスを逃さず右フック、左ストレートで立て続けに倒すと、最後は連打でフィニッシュした。晝田が衝撃の初回KO勝ちで初防衛に成功した。
「パンチが全部入った」
 わずか63秒で決着をつけた晝田は「加藤さん(加藤健太トレーナー)から『ドン!(いきなりの左ストレート)でもいいよ』と指示が聞こえたので、打ったら全部のパンチが入った。あんなに効くとは思わなかった。これまでの試合とは違って、(パンチに)手応えがあった」と喜びを爆発させた。

KO負けのないモートンに圧勝

 これまでの試合は、勝ってうれし泣き、内容に納得がいかなくて悔し泣きしていたが、初めて試合後に笑顔を見せたのが印象的だった。17戦して一度もKO負けのないモートンに圧勝した。
米国進出を後押し!
 この試合に向けて米国にスパーリング合宿に行ったが、その成果を存分に発揮した。加藤トレーナーは「米国で自分に足りない部分を体現し、メンタルも成長した。これからさらに伸びる」と満点の出来に納得の表情だった。

 三迫貴志会長は「メンタルが強くなった。本人は、米国で試合がしたいというが、良いアピールになったのではないか。米国進出させてあげたい」と、これからもバックアップしていくとした。
「どのパンチをもらったかわからない」
 一方、なすすべなく敗れたモートンは「体が温まる前に終わってしまった。どのパンチが効いたかわからない」とガックリとうなだれた。

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