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宇部ボクシング&フィットネススクール主催の「BOX-4」が11日、山口県宇部市の宇部市俵田翁記念体育館にて行われ、全9試合の激闘が繰り広げられた。
メインイベントのスーパーフライ級6回戦では、酒井貫多(27=宇部)と森川祐輝(20=緑)が今年の初勝利を懸けて火花を散らした。
メインイベントのスーパーフライ級6回戦では、酒井貫多(27=宇部)と森川祐輝(20=緑)が今年の初勝利を懸けて火花を散らした。
負傷引き分け
酒井が、開始からジャブで距離を測りながら右へと繋げると、身長で勝る森川も右ジャブで牽制。得意なパンチへと持ち込みたい両者の距離が交錯し合った。2回、積極的に前に出る酒井に対し、左ストレートのカウンターを狙う森川。ペース争いが激しく動き始めた。3回には酒井が懐に潜り込んでの左右ラッシュで、ペースを手繰り寄せたが、森川が偶然のバッティングで右目上をカット。4回、プレッシャーを強めた酒井だが、森川も負けじと左を返した。撃ち合いのボルテージが高まったところで、森川の傷が悪化。ドクターストップがかかって負傷判定へと移り、引き分けとなった。
「申し訳ない」
「なんと言えば良いのか」と、開口一番に言葉を選んだ酒井は「本当にすみませんという感じです。応援に来てくれた方達や、スポンサーの方々に対して本当に申し訳ない」と悔しさを滲ませた。「初回と2回は距離を探ろうと思ったが、森川選手も上手くてやりづらかった」と対戦を振り返ると、「不完全燃焼です」と本心を吐露した。
「距離を掴み始めたところだった」
「次第に距離感が掴めてきて、4回にラッシュで捉えたと思った矢先に試合が終わってしまった。勝ちから遠ざかってしまっていたので、この試合に勝ちたかった。とにかく本当すみませんという感じです」と天井を見上げると、「次は絶対に」と強い意志を見せて締めくくった。
「前に出きれなかった」
「パンチはあるなと感じました」と、相手の印象を語った森川は「サイドのポジションを意識して外を取っていきたかったが、そこから前に出きれなかった」と肩を落とした。
「序盤からバッティングが気になってはいたが、3回に思い切りぶつかってしまった。全然ダメでした」と言葉少なく語った。
「序盤からバッティングが気になってはいたが、3回に思い切りぶつかってしまった。全然ダメでした」と言葉少なく語った。
「距離の感覚は合っていた」
「左ストレートについては、狙える感覚を持った」と言う森川は、「真っ直ぐにもっとストレートを打てるようにしなければ…また、一から頑張るしかない」と前を向いた。