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東日本新人王戦が26日、後楽園ホールで開催され、全10試合で熱戦が繰り広げられた。スーパーライト級4回戦では、和田克輝(24=上滝)と多破スパンダン(たぱ・すぱんだん/19=ハッピーBOX)が対戦した。
94秒KO勝ち!
開始早々、ネパール出身のスパンダンが、右フックを決めてダウンを演出。立ち上がった和田に襲いかかると、パンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
「最初からイケると思った」
2試合連続初回KO勝ちしたスパンダンは「ガードが空いているのがわかったので、マイブームの左フックを打ち込んだ。効いていると思ったので、仕留めにいった。KO勝ちは気持ちがいいですね!」と喜びを爆発させた。
「パンチ力に自信がある」
「家族が日本に住んでいるから、妹と2人で来た」と16歳で来日したスパンダン。「体を動かしたくて」2年前にアマチュアジムでボクシングを始めると、「プロボクサーになりたくて」と昨年4月、ハッピーボックスジムに入門した。現在は、定時制高校に通いながら、ボクシングと学業の両立を図っている。
TEAM「ハッピーBOX」
本名は「タパ・スパンダン」だが、「たくさん(多)、やっつける(破)という意味で、リングネームをつけた」(野口文人代表)
3戦全勝(2KO)としたスパンダンは「全日本新人王になります!」と拳を握りしめた。
3戦全勝(2KO)としたスパンダンは「全日本新人王になります!」と拳を握りしめた。