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メインイベント、74.0kg契約8回戦では、日本ミドル級王者の国本陸(25=六島)と前韓国同級王者のキム・ドハ(30=韓国)が拳を交えた。
国本は、1ラウンド終盤に左フックでかすめると、返しの右でダウンを奪う。3回、国本は強烈な左ボディを突き刺すと、たまらずキムは後退。ロープに詰めて国本が連打を打ち込むと、ダメージを考慮したレフェリーが割って入った。
KO勝利で飾った国本は「今日の試合は、絶対に負けるわけにいかない。KOで勝とうと思っていた」と打ち明けた。「本当は、もっとかっこいい仕留め方をしたかったのですが、3ラウンドに左ボディが効いたのがわかったので、右フックからの連打でストップできて良かった」と語った。
「相手はフィジカルが強くて、パンチも押してくる感じだった。思ったより低い体勢で来たので、ちょっと面食らった」と印象を語ったが「セコンドの声も聞こえたし、指示通りにできた」と振り返った。
8月には防衛戦を予定しているとし「そこをしっかりクリアして、WBO-AP、OPBFとアジア3冠統一して、国内無双を目指していきたい」と今後の抱負を口にした。
第8試合ライトフライ級8回戦では、井上彪(24=六島)がOPBF東洋太平洋同級13位のオーリー・シルベストレ(29=比)と対戦。
井上は、低い姿勢で入ってくるシルベストレにやりづらさを感じるも、冷静に見極め、試合をコントロール。偶然のバッティングにより左目尻をカットしたシルベストレの傷が酷くなり、負傷判定へ。終始主導権を握った井上が勝利した。
ほぼ完勝で勝利した井上は「今回は、初のA級の試合で、とにかく勝ってランキング入りすることが目標だった。今日は勝ち方は問わず、勝つことにこだわった」と話した。
「決まった試合を確実に勝つ」
昨年10月のプロデビューから約6か月が経ち、今回でランキング入りを確実とした井上は「ようやく少しプロらしくなってきたと思います。もっと練習して、決めてもらった試合を着実に勝つ。チャンスが来たら、準備をしてチャンピオンを目指していきたい」と抱負を口にした。
スーパーバンタム級8回戦では、日本スーパーバンタム級6位のデカナルド闘凛生(26=六島)が坂本佳朗(27=本多)と対戦。
ジャブを軸に上下に打ち分けて、デカナルドがペースを掌握。5回、圧力を強めて左ボディで削ると、左フックで坂本を倒してKO勝利した。
KO勝利を収めたデカナルドは「KOで勝ったのは、2018年12月以来なんです。倒したフックは手応えはなかった。ラッキーパンチです」と語ったが「今日はちょっとかっこいいところを見せられたのでは」と、笑顔で振り返った。
「今日のボクシングは、上に行けるものではない。もっと実力をつけて、ビッグマウスできるくらいにならないと」と語った。
ボクシング1本で集中している
「今年は3年半勤めていたバイトを辞めてボクシング1本でやっているので、ボクシングに集中できている。タイトル挑戦できるよう、レベルアップしていきたい」と抱負を語った。