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9試合が行われる予定だった「3150 FIGHT Vol.5」は、第2試合で花田颯(20=KWORLD3)と対戦する予定だったスリヤー・ゲーオカーオ(22=タイ)が病気のため、この試合は中止となったが、その他の8試合に出場する16名は全員、前日計量を一発でクリアした。
※第一試合開始は、15:00に変更。
ヘビー級期待の但馬ブランドン ミツロ(28=KWORLD3)は、「今はキャリアとレコードを積んで、海外のプロモーターにも広めてもらう。戦うだけ、押忍」とKO勝利で世界へアピールすることを誓った。対戦するナビーン・バーマ(28=インド)は「どうすれば勝てるかはわかっている。結果はどうでもいい。次を考えている」と4戦全KO勝利中の但馬の実力を認めながらも、引き下がる気はないことを伝えた。
先日ボクシングに転向した那須川天心(24=帝拳)との対戦を望んだのは中川麦茶(34=一力)。「僕とやれば、実力がわかる」とキックから転身初戦で、判定勝利を収めた那須川に対して「スピードがあった。距離感の適応もできていた」とリスペクトを口にした。明日の試合は、5年前にフィリピンでスパーリングをしたこともあるロビン・ラングレス(27=比)が相手だが、「あの時はまだ弱かったので、やられたが今回は借りをかえす」と意気込みを語ると、ラングレスは「重要な試合になる。どっちが強いか、弱いかが分かる。スパーをやってるので、動きは把握している」と返した。
スーパーバンタム級の新鋭対決も注目したい。55.2kgで計量をクリアした小林廉(25=エスペランサ)は、「一戦一戦勝っていくことが大事」と目の前の試合に集中。対する55.3kgで計量をクリアした細川兼伸(20=ワタナベ)は、「勝つことしか考えていない」と、こちらも明日の試合に全力をぶつける。
明日の第1試合でプロデビュー戦を迎える岡朱里(18=KWORLD3)は、「いい勝ち方をして、次につなげたい」と気持ちを高めた。対するスリヤー・ペットクム(25=タイ)は、2018年5月のプロデビュー以降、5戦3勝(3KO)2敗(2KO)と全てKO決着というレコードを残しているが、「全力で戦って、将来は世界チャンピオンを目指したい」と、明日の試合に強い気持ちで臨む覚悟を示した。
先日、「ウェルター級日本頂上決戦」として注目を集めたWBO-APタイトル戦で、小原佳太(36=三迫)を相手に衝撃のTKO勝利で王座を防衛し、一気に脚光を浴びた佐々木尽(21=八王子中屋)とスーパーライト級の試合で引き分けた実績もある実力者、関根幸太朗(25=ワタナベ)は「自分の名前が全国に知られる」と闘志を燃やすと、対戦相手の三好竜太(30=KWORLD3)も「更なる飛躍を目指す」とアピールした。