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WBAとWBCのライトフライ級王座防衛に成功した寺地拳四朗(31=BMB)が9日、WOWOW辰巳スタジオで一夜明け会見を開いた。
昨夜の死闘の代償は大きかった。「今までにないぐらいのダメージ。昨夜は、頭がズキズキしてずっと痛かった。こんなことは初めて」と苦笑いした。ただ、会場のファンの声援は、2団体王者の心の支えとなったようで「スタイルを変えてから、盛り上がるようになった。最後の気持ちの面が、今までなかったくらい、メンタルが強くなった」と述べ、試合直後の会見と同様にチームへの感謝を忘れなかった。「一人だったら心が折れていたかも。チームで戦えて良かった」と加藤健太トレーナーに目を向けた。
加藤健太トレーナー
加藤トレーナーも「相手が来たから迎え打った。ハイリスクな戦いになった」と、拳四朗が弱気にならず、ゲームコントロールできるようアドバイスを送っていた。
寺地会長も安堵
会見に同席した寺地会長は、「父親として見ているのが辛くなるシーンが多かった。想像以上の、命の削り合いのような試合になった」と息子を慮った。今後に関しては、「本人の希望の4団体統一」に照準を合わせた。
父親として、ジムの会長としての本音も溢れた。「いつかボクサーとして、井上尚弥選手に追いつき追い越して欲しい」と語りかけた。