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日本スーパーライト級2位の麻生興一(37=三迫)と同級5位の大野俊人(26=石川)が20日、後楽園ホールで開催された「DANGAN256」スーパーライト級8回戦で拳を交えた。
元日本・OPBF東洋太平洋王者の麻生と、勝ち星すべてがKO勝ちの大野の気持ちが真っ向からぶつかり合った!
元日本・OPBF東洋太平洋王者の麻生と、勝ち星すべてがKO勝ちの大野の気持ちが真っ向からぶつかり合った!
大野俊人(石川ジム立川)が勝利!
序盤は、大野がダイナミックなパンチを叩きつけて、先手を奪うことに成功。被弾した麻生だが、ボディにコツコツと集めて反撃した。肉弾戦が続くと、後楽園ホールは大熱狂。終盤、もう一度ギアを上げたのは大野。左フックから連打で攻勢をかけたが、麻生も最後まで引かずに打ち合った。ジャッジは割れたが、大野に軍配が上がった。
「最初から倒しにいくつもりだった」
大激戦を制した大野は「毎日、麻生選手に勝つことだけを考えて過ごしてきた。勝つことができてホッとしている」と話すと、「最初から倒しに行ったが、相手の土俵に巻き込まれてしまった。戦いながら『これがベルトを巻いた人の強さか』と思った」と、拳を交えた麻生をリスペクトした。
「最後は気持ちで戦った」
麻生のしつこさにペースを奪われたが、後半に突き放して勝ち切った。「この試合に向けて走り込みもしたし、最後は気持ちで戦った」。初めてKO勝ちは逃したが、8ラウンド戦い切ることができた。なにより麻生選手に勝てたことがうれしい」と収穫があったようだ。
「日本王座を目指す」
ランキング2位の麻生を撃破し、日本ランキングも上昇する。大野は「レベル的にはまだまだだが、日本タイトルを狙っていきたい」と拳を握りしめた。
一時期は勝ち星から遠ざかった大野だが、これで4連勝と復調。満を持してスーパーライト級で頂点を目指す。
一時期は勝ち星から遠ざかった大野だが、これで4連勝と復調。満を持してスーパーライト級で頂点を目指す。