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日本ユース・ライト級王者で、昨年8月以来の再起戦に臨む湯場海樹(24=ワタナベ)が19日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で、前日計量を終えた。20日に後楽園ホールで対戦するのは、元世界王者のスリヤン・ソールビンサイさんに引率されて会場入りしたインチャンパ・チャンナロン(21=タイ)。計量は、湯場が66.7kg、チャンナロンは66.5kgでクリアした。
終始落ち着いた様子の湯場は、「怪我をしないように心がけたい。リスクを負わず、無理には倒しに行かないが、KOで決めたい」と、5月1日(月)に開催される「日中友好45周年記念親善試合」の出場も決まっているため、確実に勝利を挙げるとした。
今回、来日しているスリヤン氏は現在、タイの首都バンコクにある「ウルフボクシングジム」でトレーナーを務めている。トレーナー歴は4年。タノンサック・シムシー(22=グリーンツダ/タイ)兄弟の指導に当たっている。
ボビー・オロゴン氏が送り込んできたナイジェリアからの刺客、リドワン・オイコラ(25=平仲) とのフェイスオフに応じた李 鎮宇(26=角海老宝石)は、58.9kgで計量をクリアすると「強そう。いい体してますね。でも、減量きつそうでしたね。声が出てなかった」とオイコラの印象を笑顔で話すと、「自分のボクシングを変えずに戦います。背の低いアウトボクサーとはあまりやったことはないけど、苦手じゃないですね」と静かに闘志を燃やした。
北海道で1試合と沖縄で2試合経験し、東京に乗り込んできたオイコラに関して、オロゴン氏は、自分の経験と身体能力を鑑みて、ナイジェリア人の選手が、日本で通じるかを試してみたくなったことを明し、「砂の上でボクシングをやってた」というオイコラを日本に連れてくることを決意したという。30キロ差はあるというオロゴン氏とスパーリングをした時にも「怖がらずに向かってきた。スピードもあった」とオイコラのボクサーとしての素質を見抜いた。
ボクシング歴10年のオイコラは、マイナー団体のチャンピオンを歴任するなど、これまでもボクシングと真剣に向き合ってきた。後楽園ホール初参戦だが、平仲ボクシングスクールの平仲信明会長をはじめ、多くのサポートに感謝する一方で、「明日の試合は、目標にしてきた試合ではなく、ウォーミングアップ」と強気な姿勢は崩さず。世界チャンピオンを目指していることを真剣に語った。