サウジでWBCクルーザー級戦マカブvsジャック

　サウジアラビア・ディリヤのディリヤ・アリーナで26日(日本時間27日)、WBC(世界ボクシング評議会)クルーザー級王者イルンガ・マカブ(35=コンゴ)が3度目の防衛戦に臨む。その前日計量が25日に行われ、王者マカブとともに元2階級制覇王者のバドゥ・ジャック(39=スウェーデン)が挑戦者として登場した。

　クルーザー級リミット90.7kgを王者マカブは、700g少ない90.0kgでクリア。挑戦者ジャックは、100gアンダーの90.6kgで秤を降りた。

　2020年1月にマイケル・シェスラック(33=ポーランド)を相手に判定勝利して、空位のWBC同級王座を初載冠したマカブ。その後は地元で初防衛、米国でV2を達成。今度は初となるサウジアラビアのリングに上がる。対するジャックは、19年にマーカス・ブラウン(32=米)に判定で敗れベルトを失うと、続く同年12月のジャン・パスカル(40=カナダ)にもタイトル戦で敗れて2連敗となった。しかし、その後は5連勝を飾り、サウジアラビアではこれが2戦連続の登場で、タイトル再挑戦となった。