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元日本・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の井上浩樹(30=大橋)が16日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル97」に出場。スーパーライト級8回戦で、タイ国ライト級2位のパコーン・アイエムヨッド(27=タイ)と対戦した。
2020年7月に行われた永田大士(33=三迫)戦以来、約2年7ヶ月ぶりにリングに上がった井上に注目が集まった。
2020年7月に行われた永田大士(33=三迫)戦以来、約2年7ヶ月ぶりにリングに上がった井上に注目が集まった。
復活!
井上がブランクを感じさせない動きで、復活を印象付けた。初回からサウスポー井上が、シャープなジャブから左ボディストレートを好打。ラウンド終了間際には、左ストレートでダウンを奪った。2回、相手の右フックを冷静に対処した井上は、左ショートカウンターで、2度目のダウンを演出。レフェリーは、カウント途中でストップした。
「勝ってホッとしている」
大勢の報道陣に囲まれて会見に臨んだ井上は「ほどよい緊張感で試合ができた。すべての調子が良くて逆に『こんなに調子が良くて大丈夫なのか?』と不安になったくらい。しかし、調子が良いまま結果につなげることができた。負けたら連敗なので、まずはホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
大橋秀行会長も合格点
会見に同席した大橋秀行会長は「これまでは怪我が多くて、ほとんど練習ができなかったが、今回は、これまでで一番練習していた。井上家の中で一番才能があるのは浩樹。これからが楽しみだね」と圧巻の内容に目を細めた。
試合後、井上尚弥から祝福
「井上兄弟とは、比較される立場にも立っていない。これから比較されるように勝ち進んでいく」とさらなる飛躍を誓った。この日、リングサイドで観戦していた井上尚弥(29=大橋)から「とりあえず良かった」と祝福されたことを明かした。
「永田大士選手にリベンジしたい」
「会長に決めてもらった試合に勝っていくことだけだが、借りがある相手がいるので返したい」とOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の永田大士(33=三迫)への雪辱を誓った。