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[プロテスト]2023.2.10

重量級選手5選手がプロテスト合格!

 日本ボクシングコミッション(JBC)によるプロテストが10日、後楽園ホールで実施され、重量級5選手が受験。即日合否が発表され全員合格した。

 5月19日(金)のボクシングの日には、全日本ボクシング協会主催で、スーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級、ヘビー級の、4階級による4回戦トーナメントを開催する。

中定大輔(カシミ)は132sでリングに上がった
 最重量の132sでリングに上がったのは、中定大輔(34=カシミ)。開始からサウスポー中定がワンツー連打で積極的に攻めると、102sの内田博人(34=宇都宮金田)も真っ向から応戦。途中、ノーファールカップのゴムが破れるハプニングがあった中定だったが、最後まで果敢に打ち合った。
34歳で受験
 高校から大学まで柔道をしていた中定は、「以前からボクシングに興味があったのと、運動不足解消のため」と2年前に、三重県のジムでボクシングを始め、転勤のため1年前に石川県金沢市に移り住み、カシミジムに入門した。

 「34歳がプロテストを受けられるギリギリの年だと聞いて」とプロテストを決意。仕事が終わった後もジムを開けてもらうなど、協力してもらいこの日を迎えた。
「もっとシャープになる」
 「普段は60sの選手とのマスボクシングなので、同じくらいの体重の選手と打ち合ったのは1年ぶり」と話すと、「予想以上にスピードがあり、面食らってしまった。相手が上手かったので、合格しているかわからない」と苦笑いを浮かべたが、合格を勝ち取った。

 中定は「試合に出る時は、もっとシャープな体でリングに上がる。太っていてもボクシングができるところを見せたい」と抱負を語った。
イヘグロ慶(渡嘉敷)
 日本とナイジェリアのハーフのイヘグロ慶(33=渡嘉敷/99s)は、全日本プロレスとWRESTLE(レッスル)-1でプロレスの練習生、ラグビー、さらにムエタイの経験もあるという異色の経歴を持つ。28歳で渡嘉敷ジムに入門すると「会長から素質があると言われて」とプロボクサーになる決意を固めた。
プロレスからボクシングに転向
 「トーナメント出場は、会長と話し合って決めたい。もっと対人練習を重ねてから出たい気持ちもある」と慎重だが、一方では「試合に出て経験するのも良いかと思う」と出場に前向きな姿勢も見せた。「ボクシングは、世界的なスポーツ。特にヘビー級は注目度が高いので」と目を輝かせた。

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