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那須川天心(24)のB級プロテストが9日、後楽園ホールで行われた。3分3ラウンドのスパーリングの相手を務めたのは、3月20日に日本バンタム級王者に挑む南出 仁(27=セレス) 。この日は、100人ほどの報道陣が駆けつけた。
国民的人気と知名度を誇る那須川は、帝拳ジムからプロデビューする。
いよいよ、ボクシング界へ
この日の体重は、那須川が58.0kgで南出は58.5kg。
反応の速さが光った天心は、南出の右フックにもステップで対応、カウンターを合わせる場面もあった。適応能力も目を見張るものがあり、ラウンドを重ねるごとに、軽快なリズムでボクシングのリングの中を動いた。
筆記試験は97点
B級合格の報告を受けた後には、記者会見が行われ、「ボクシングを舐めているわけではない」と切り出すと「プロになったので、今まで応援してくれた人達以外の人にも注目してもらいたい」とボクサーとしての覚悟を示し、ボクサーとしての目標を問われると「道なき道を突き進む」と、独特の言い回しで答えた。
適応能力とスピードで魅せた!
公開スパーで拳を交えた南出は「プロの厳しさを教えようと思ったが、とにかく速い」と、スピードに定評のある日本ランカーも”神童”のボクシングセンスに舌を巻いた。
B級テスト合格
公開テストを見守った帝拳ジムの本田明彦会長は「今まで60年見てきたが、学習能力がすごい。普通の選手の10倍速い。一度もパンチをもらってるのを見たことがない。すごい宝物を預かった」と太鼓判を押した。「デビュー戦の相手は、安パイではない。間違いなく、一年以内に日本タイトルに挑戦させる。絶対に獲れる」とキャリアプランにも言及した。
神童、降臨。
いよいよ、ボクシング界に"神童"那須川天心がやってくる!