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平仲ボクシングスクールジム主催の「沖縄から世界へ MUGEN挑vol.19」が22日、沖縄・豊見城市民体育館で開催された。メインイベントのスーパーフェザー級8回戦では、ナイジェリア出身輸入ボクサーのリドワン・オイコラ(25=平仲)がソパティブ・マナット(25=タイ)と対戦した。
試合開始早々、オイコラは左アッパーでダウンを演出。一気に猛攻を仕掛けると、左ボディでダウンを追加。最後は、左アッパーからボディで倒し、レフェリーストップに持ち込んだ。3度のダウンを奪い、初回KO勝利。日本参戦3連勝を飾った。
試合後、取材に応じたオイコラは「今年初めての試合で、この勝ち方はとても感動的です。ありがとう」と喜びをあらわにした。「相手はスピードはあったが、打ち終わりに隙があると思ったから、そこを狙っていた。狙い通りに倒せた」と納得の表情を浮かべた。
今年はチャンピオンになる‼︎
今年は勝負の年にしたいというオイコラは「良いスタートを切れたので、すべての試合を必ず勝っていく。今年は日本、アジア、そして世界チャンピオンになれるように、チャンスを掴んでいきたい」と力強く決意を新たにした。
オイコラをスカウトしたタレントのボビー・オロゴン氏は「今日は、早く試合が終わってしまって、せっかくオイコラを見に来てくれたお客さんに、もっと長い時間試合を見せたかった」と振り返ったが「今日のオイコラは100点! 次はもっと強い相手と戦わせて、チャンスを掴んでいきたい」と今後に期待を込めた。
第6試合、ミニマム級4回戦では上蔀(うわしとみ)哲汰(19=S&K)が大城迅(23=平仲)と対戦。パンチの交錯するスリリングな展開を繰り広げる中、最終4回終了間際、右フックで勝利を決定付けるダウンを奪い、上蔀がデビュー戦勝利を飾った。
「相手はパンチを振ってくるので、とにかく距離を外して、ディフェンス面を徹底した」と語ったが「8オンスのグローブでの試合は、結構(パンチが)効きました」。「今日は、勝ててホッとしました」と安堵の表情を見せた。
初勝利のお祝いに好きなスイーツを食べたい!
プロ初勝利を挙げた上蔀は「試合1週間前から緊張して、夜も眠れなかった」と試合前の心境を語ると「今日は、好きな甘いものを食べてゆっくりしたいです」と笑顔で顔をほころばせた。
今後の目標は「今年新人王トーナメントにエントリーするので、新人王になって、日本ランカーを目指します」と決意を語った。
第8試合のスーパーフェザー級4回戦では、砂川亜土夢(21=琉豊)が森山拓海(22=仲里)と対戦。砂川は、初回に右ストレートでダウンを演出。3回に右ストレートで効かせると、一気にラッシュ。レフェリーストップに持ち込んだ。
プロ2戦目をKO勝利で飾った砂川は「自分の距離でボクシングしたかったが、動きが固くて相手に付き合ってしまった」と語り「セコンドに試合前から熱くなるなよ、と言われていたが、焦って熱くなってしまった」と反省の弁を口にした。
「初戦が判定勝利で、満足行く内容ではなかったので、今日は倒したかった」と打ち明け「3回のチャンスで、必ずここで決める!」と試合を振り返った。
ラーメンが好きで、減量中は我慢していたという砂川は「今日は試合後に(與那城信一)会長がラーメン屋さんに連れて行ってくれるので、めちゃくちゃ楽しみです! 勝ててよかった!」と満面の笑みを見せた。
1戦ずつ勝ち進んでいきたい。
次戦は「今年は新人王にエントリーするので、1戦ずつ勝ちを重ねていきたい」と新たな目標を示した。