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11月17日、カンボジアで初めてとなるプロボクシング興行が開催された。同国は、2020年2月にカンボジア・プロボクシング・コミッションを発足。カンボジア政府および初代コミッショナーのブイ・ソポン氏からの依頼により、本橋ジム本橋行治会長が副コミッショナーとして、コミッションの管理運営をサポートしている。
本橋行治会長がサポート
本橋行治会長が仕事でカンボジアに訪れた際、アマチュアボクシングの試合を観戦。その時に現地のスポーツ大臣から「カンボジアには、プロスポーツ団体が存在しておらず、今後、カンボジアでもプロスポーツとして、ボクシングを発展させていきたい」と相談を受けたことがきっかけとなり、同国において初のプロボクシング競技を管轄する機関が設立された。
JBCによる講習会が行われた
11月16日、JBC(日本ボクシングコミッション)によるレフェリー、ジャッジの講習会、出場選手の計量とドクターチェックを行った。翌日(17日)にプロボクシング興行(全5試合)が行われた。今後は、日本のみならず、韓国や中国などアジアへの選手派遣、育成を目指していくという。
全5試合で熱戦
本橋会長は、「今回の興行によって、プロとして認められる団体となりました。カンボジアは、元々ムエタイが盛んな国のため、子どもの頃から格闘技に慣れ親しんでいる選手も多く、4〜6回戦は、通常に戦えるレベルだと思います。今回の興行においても、ハングリーさも相まって、火の出るようなファイトをしてくれました」。
「日本への選手派遣を目指す」本橋会長
「現在、選手不足の日本プロボクシング界において、カンボジア所属か日本所属となるかは、これからの動きによると思いますが、ボクシング人口が増えるということは、大変嬉しいことではないかと自負しております。大きなプロジェクトになるので、当ジムだけでは手に負いかねる部分も多々あります。全国のジム関係者の皆様、およびボクシング界全体のご協力を頂ければと考えております」。
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