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[ショートインタビュー]2022.11.30

晝田瑞希「ボクシングに飢えている」

 東京五輪出場を目指していた晝田瑞希(26=三迫)がプロデビューしてから1年だが、12月1日(木)に迎えるWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦について、どう考えているのかー。

 晝田がボクシングを始めたのは、高校生になってから。きっかけは「特になく、なんとなく始めちゃった。運動神経はいい方だったけど、特に運動するのが好きだったわけではないし、お裁縫やお菓子作りの方が好きだった」。それでもアスリートとしての素養は、器械体操など様々なスポーツを経験し、高校卒業後に自衛隊体育学校でボクシングを続ける中で、徐々に開花してきた。

 東京五輪日本代表として、金メダルを獲得した入江聖奈選手と、同五輪出場者を決めるアジア選手権への出場切符を懸けて日本代表最終選考試合で対戦したことで注目され、晝田瑞希のプロ転向が発表されると、ボクシング界が騒ついた。

 当の本人は「成績を見てもらえばわかることなんですが、私はエリートじゃないんです」と謙遜するが、トップアスリートとしての素養が詰まった選手であることに疑いの余地はない。

■WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦
谷山佳菜子(ワタナベ)vs晝田瑞希(三迫)
■会場:後楽園ホール
■日時:12月1日(木)
第一試合開始 17:50
■BOXING RAISEでライブ配信
楽しく自由にボクシングがしたかった!
 東京五輪を目指していた晝田は、プロの世界でトップに立つこと、世界のベルトを巻くことで、満たされるのかー。

 アマチュアとプロは、全く別物と考える晝田だが、五輪出場の夢が散った後、すぐにプロ転向を決断したわけではない。コロナの影響もあって、1年は自衛隊に残って悩み抜いたという。大好きな洋服関係の仕事につくことも考えた。五輪出場の可能性が途絶えた瞬間、ボクシングを続けるか、辞めるかだけではなく、全ての目標を失っていた。「やりたいことが何もなくなってしまったんです。そのくらいショックだったんです」。
1回勝つことの大切さを知った!
 プロの世界でボクシングを続けるという決断をしたのは、「楽しく自由にボクシングがやりたいと思ったから。もし仮にパリ五輪に出られたとしても、東京五輪に出たかったという夢は叶わない」。プロよりもアマチュアの方がレベルが高いと考える人もいる中で、両方を経験して分かったこともある。

「プロでは、1回勝つことの大切さを知りました。今回、これ(世界)を取っても満たされるかは、わからないけど、あの時よりも今の方がボクシングと本気で向き合っています。今の方がボクシングに飢えています」
ジムの仲間に感謝
 コロナ禍では、なかなか試合の機会に恵まれない選手もいる中で、1年に3試合消化した。晝田は、「ジムのみんなに感謝しています。これだけたくさん試合が出来たので、私は”持ってる”と思えるし、プロの方が縁があるのかなと思います」と目を輝かせた。
ピンクのベルトは獲る運命
 男子も女子も、世界戦が出来るチャンスは、なかなか巡ってこない。日本では、JBC(日本ボクシングコミッション)が承認している主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)のいずれかのベルトに挑むことになるが、WBO女子世界王者だけが、ピンクのベルトを巻いている。そのピンクのベルトがかかったスーパーフライ級王座決定戦。ピンクに染めたヘアスタイルでも話題を集めている晝田は「運命を感じています。絶対に取らないといけないし、きっと私が取る運命なんだろうなって思っています」と興奮を隠しきれない。
世界チャンピオンは目標のひとつ
 世界チャンピオンはゴールではなく、「目標のひとつです」。晝田瑞希が見据えるのは、世界チャンピオンになった先。新たに芽生えた大きな夢を叶えるために12月1日、運命のゴングを迎える。

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