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WBOアジアパシフィック&OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦が5日、後楽園ホールで開催された「第618回ダイナミックグローブ」のメインイベントで行われ、IBF(国際ボクシング連盟)同級13位の井上岳志(32=ワールドスポーツ)と日本同級3位の天熊丸木凌介(てんゆうまるき・りょうすけ/31=天熊丸木)の両者が、空位の王座を争った。
この階級で、国内ナンバーワンの実力を持つ井上が王座を獲り戻したのか? それとも、名古屋から乗り込んできた天熊丸木が、悲願のベルト奪取に成功したのかーー。
この階級で、国内ナンバーワンの実力を持つ井上が王座を獲り戻したのか? それとも、名古屋から乗り込んできた天熊丸木が、悲願のベルト奪取に成功したのかーー。
6回TKO勝ち
終始、積極的に攻めた井上が2冠王者に輝いた。初回から、井上が鋭い踏み込みを見せ、右フックを好打。出入りを意識しながら、クリーンヒットを重ねた。天熊丸木は、パンチを返すが、井上の圧力にロープを背負ってしまう。井上は、4回に右フックで左目上を切り裂くと、上下に打ち分け攻勢。6回に連打を浴びせて、レフェリーストップに持ち込んだ。
「やってきたことを出せた」
自身が保持していたベルトを奪い返した井上は「最後の詰めの部分は甘いが、やってきたことを出せたと思う。前のめりにならないように、バランスを意識した。海外で戦っていく上で、遠い距離でジャブでポイントを取っていくのは必須。成長した姿は、見せられたと思う」と及第点を与えた。世界戦後から、中間距離でのスタイルに取り組み、3年が経過。ようやく形になってきたようだ。
「もう一度世界を目指す」
「ベルトを獲り戻すことができてうれしい。もう一度世界を目指していいのかなと思う」と笑顔を見せた。
齊田竜也会長は「踏み込みの鋭さは、世界に通用する。世界では、ジャブがポイントになる。今日は、距離感とフットワークが良かった」と愛弟子を褒め称えると、「海外で世界上位ランカーとさせたい。これからチャンスを探っていきたい」と全力でサポートしていく。
齊田竜也会長は「踏み込みの鋭さは、世界に通用する。世界では、ジャブがポイントになる。今日は、距離感とフットワークが良かった」と愛弟子を褒め称えると、「海外で世界上位ランカーとさせたい。これからチャンスを探っていきたい」と全力でサポートしていく。
ワールドスポーツジム全勝
ワールドスポーツジムからは5選手が出場し、全勝した。齊田会長は「ジム創設19年目で、5戦全勝は初めてのこと。本当にうれしいですね」と表情を崩した。