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千里馬神戸ジム主催の「SENRIMA SUPER FIGHT vol.65」が16日、兵庫・神戸芸術センターで開催された。メインイベントのフェザー級8回戦では、高原裕之(31=千里馬神戸)と日本フェザー級10位の殿本恭平(27=勝輝)が拳を交えた。
2度目のタイトル挑戦に向けて弾みをつけたい、殿本が連勝を掴んだのか? 再起戦で、高原が復活の狼煙をあげ、ランカーを撃破したのか?
試合は、2回に大きく動いた。殿本はジャブを差し、プレスをかけると右ストレートでダウンを演出。立ち上がった高原に攻撃の手を緩めず、左ボディからフォローの右ストレートで2度目のダウンを奪うと、3回に猛攻を仕掛けて試合を終わらせた。
試合を終えた殿本は「今日は相手(千里馬神戸ジム)の興行で、(高原選手は)自分の持っているランキングを奪いに来るだろうと思ったら、試合に入る前から緊張していた。まず、勝ててホッとしました」と安堵の笑みを見せた。しかし「少し熱くなってしまい、力を上手く抜けなかったので、出来としては60点です」と自己評価は渋めだった。
「自分はジャブが得意なので、2回からいろんな打ち方をして、当てて流れを変えました。3回は、相手の出方を見てから攻め方を考えようと思った」。「思ったよりダメージがありそうな感じがしたので、一気に前に出た」と試合を振り返った。
タイトル再挑戦に向けて、落とせない一戦を勝利したが「現時点では、まだまだ足りないところがある。これまでフィジカルトレーニングをしたことがないので、新しいことも取り入れて練習して、もっと向上していきたい」と決意を新たにした。
再起戦で、初のメインイベンターを任された高原だったが、勝利を掴むことができなかった。「気合いが入りすぎて、立ち上がりが固かった。自分のいいところを出す前に、試合が終わってしまって残念。ダウンしたのも初めて」と唇を噛んだ。
「最初にダウンして、取り返そうと思って熱くなって立て続けに倒され、3回で冷静さを取り戻せなかった」と悔しさを滲ませた。