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米国・カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで、8日(日本時間9日)、日本でも注目集めているスーパーフライ級の世界戦が開催される。IBF(国際ボクシング連盟)王者フェルナンド・マルティネス(31=アルゼンチン)と前王者ジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)の再戦となるが、その前日計量が現地時間の8日に行われた。
この日のメインイベントでは、身長197cmを誇るWBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級暫定王者セバスチャン・フンドラ(24=米)が、挑戦者でWBC同級13位のカルロス・オカンポ(26=メキシコ)を相手に、暫定王座初防衛戦に臨む。
WBC世界ミドル級暫定王座決定戦も見逃せない! WBC同級1位のカルロス・アダメス(28=米)対WBC同級6位ファン・マシアス・モンティエル(28=メキシコ)の一戦も、同日同会場で開催される。
スーパーフライ級リミット52.1kgを王者マルティネス、前王者アンカハスと共に、100gアンダーの52.0kgでクリアした。
今年2月の初戦では、アンカハスが大台となる10度目の防衛に臨むも、世界初挑戦のマルティネスに3-0の判定負けで、王座を奪われた。アンカハスが雪辱し世界返り咲きとなるか、マルティネスが返り討ちを果たすか、WBO世界同級王者の井岡一翔(33=志成)の統一戦ターゲットと目される、注目のダイレクトリマッチのゴングが鳴る。
スーパーウェルター級リミット69.8kgを暫定王者フンドラ、挑戦者オカンポと共に、200gアンダーの69.6kgで前日計量をパスした。
同級において破格の長身を誇るフンドラは、今年4月にエリクソン・ルービン(27=米)を相手に、9回終了TKO勝利で暫定ながら初の世界王座を獲得。対するオカンポは、2018年6月にエロール・スペンスJr.(32=米)の持つIBF同級王座に初挑戦するも、初回KO負け、これが2度目の世界王座への挑戦となる。
ミドル級リミット72.5kgをアダメスは、300g少ない72.3kg、モンティエルは、リミット72.5kgで秤を降りた。
WBC同級王座に君臨するジャモール・チャーロ(32=米)が、6月の防衛戦を負傷でキャンセルしたことによる、暫定王座決定戦。アダメスは、2019年11月にWBO世界スーパーウェルター級暫定王座決定で、パトリック・ティシエラ(31=ブラジル)に判定で敗れて以来、2度目の暫定王座決定戦となる。対するモンティエルも、2021年6月にチャーロが当時保持していたWBC暫定王座に挑み判定負け、これが2度目の世界アタックとなった。