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世界スーパーミドル級4冠王者サウル”カネロ”アルバレス(32=メキシコ)とWBA(世界ボクシング協会)スーパー・IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ゲンナジー”GGG”ゴロフキン(40=カザフスタン)のラバーマッチが17日(日本時間18日)、米国・ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われた。3度目の対戦となった両者の対戦は、予想外の試合が展開された。
カネロvsゴロフキン
初回から積極的に出たのはアルバレス、プレッシャーをかけて左フックを上下に打っていった。その後もアルバレスの攻勢が続き、ゴロフキンは下がらせられて中盤に入る。少しペースの落ちたアルバレスに7回、ゴロフキンがジャブからストレートを決め、9回には、初めて右フックをクリーンヒットさせた。しかし、終盤もボディを削り攻めていくアルバレス。10回に右眉上をバッティングで切るも、最後まで攻め立てると、ラスト2回はクリンチと撃ち合いの中で終了。判定は、3-0(116-112、115-113×2)でアルバレスが勝利。スーパーミドル級4冠王座防衛に成功した。
カネロの完勝
試合展開以上に競ったポイント差となるも、完勝と言ってよいパフォーマンスを見せたアルバレス。試合後のインタビューでは「少し家族と休み、次を考える」と語った。復活を果たしたアルバレスの戦績は、62戦58勝(39KO)2敗2分。最後まで攻勢に出ることができず、返り討ちとなったゴロフキンは、45戦42勝(37KO)2敗1分とした。