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WBA世界スーパーチャンピオンの京口紘人(28=ワタナベ)とWBC世界チャンピオンの寺地拳四朗(30=BMB)が14日、都内のホテルで開かれた共同会見で、ライトフライ級 の2団体王座統一戦を11月1日(火)に行うことを発表した。
4団体統一を目指す拳四朗!
会見の席で拳四朗は、「接近戦が強い」と京口の印象を述べたが、矢吹正道(30=緑)との2度目の対戦で、ファイタースタイルでリベンジを果たしたことを例に挙げ、「接近戦の練習をしてきた。遠い距離でも近い距離でも勝てる。全てにおいて、全部自分の方が優っていると思う」と自信を示した。その上で、WBOの世界戦も同日同会場で行われることにも「同じ階級のベルトが同じ会場に3つ揃う」と笑顔を見せ、日本記録の世界王座13度防衛の夢が途切れた後、世界4団体統一を新たな目標としていることを明言した。
ファン待望の大一番!
WBAとWBCの日本人チャンピオンによる王座統一戦は、10年前に行なわれた井岡一翔(志成)と八重樫東氏の対戦以来だが、「まだボクシングを真剣にやってなかったので、覚えてない」という拳四朗に対して、京口は「テレビで見てました。あの大舞台に自分が出るのは、感慨深い」と対照的な言葉を口にした。
先のことは考えてない!
自身が格上とする拳四朗の軽い挑発にも「自分は追いかける立場だった」と、淡々とした表情を崩さなかった京口は「前の手のジャブが強い。この階級では一番」とライバルの代名詞となっている”ジャブ”を警戒。それでも「海外で2試合連続で防衛をした経験は自信になった」と切り出すと、「自分のボクシングをすれば、結果は出ると思う。自分の得意な距離で戦う」と話した。
11月1日(火)さいたまスーパーアリーナ
4団体統一を目指すと宣言した拳四朗とは、対照的に「先のことは考えていない」と、11月1日の決戦に集中するとした。拳四朗との対戦に関して、「拳四朗選手が連続防衛を続けていた時に対戦を呼びかけたが、相手にされなかったのに、負けたら統一戦をしようと、手のひら返しされた」と、囲み取材で京口の口から本音がポロリ。「ファイトマネーが過去最高額だったので折り合いがついた」と記者団の笑いを誘った。それでも「村田諒太(36=帝拳)さん、井上尚弥(29=大橋)に続いて、アマゾンプライムの第三弾で、自分の試合を選んでもらえたことに感謝します。ファンが待ち望む試合が実現できて嬉しい」と、ビッグマッチを心待ちにした。