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[ニュース]2022.9.2

コブラ諏訪が引退を表明

 ピューマ渡久地ジムは、日本スーパーウェルター級7位のコブラ諏訪(42=ピューマ渡久地)が、8月31日付で日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出したことを発表した。

 2003年7月にデビューした諏訪は、2013年3月にOPBF東洋太平洋ウェルター級王座、同年10月に日本ウェルター級王座に挑戦したが、獲得ならず。2020年12月にドミニカ共和国で地域王座を獲得した試合が、ラストファイトとなった。2010年には、映画「ボックス!」に主人公のライバル役として出演した。

 19年間のボクシング人生に幕を閉じた諏訪からコメントが届いた。
「ジムに感謝している」
 「私は、約20年にわたり、ボクシングと共に生活してきました。ピューマ渡久地名誉会長と出会い、ボクシングの基本を叩き込まれました。それは、今でも僕のボクシングの根となるものです。幸運なことに、私はピューマ渡久地ジムでボクシングキャリアをスタートして、6つのインターナショナルタイトルを獲ることができました。残念ながら、ボクサーである限り、誰にでも来る終焉が来てしまいました」。
「幸運なボクサーだった」コブラ諏訪
 「キャンドルに例えるなら、私のキャンドルの火は消える時ですが、また新しいキャンドルが灯ります。ピューマ渡久地名誉会長に出逢えたこと、そして今まで支えてくれた渡久地聡美会長に、心から感謝します。私、コブラ諏訪は引退します。皆さんの応援は、ボクシングの思い出とともに、私の宝となるでしょう。私は、ベストなボクサーにはなれませんでした。しかし、最も幸運なボクサーだったかもしれません。ありがとうございました」。
A級から「コブラ諏訪」のリングネームで戦った
 ピューマ渡久地名誉会長から「(諏訪は)不器用だけど、所々一発のパンチ力から、相手が油断した時に、ガブリと噛みつき毒を吐け」という意味で「コブラ」のリングネームをつけてもらった。
第ニの人生をスタート
 今後は(一財)日本クライオ療法推進協会の理事として、最新冷却リカバリーの認知拡大に努める。
生涯戦績:38戦23勝(15KO)13敗2分
 何度か取材させてもらったが、いつも礼儀正しく誠実で、ジムで黙々と練習しているのを目にした。

 19年間のボクサー生活、おつかれさまでした。

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