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[試合後談話]2022.8.11

双子ボクサーのデビュー戦。明暗分かれる

 双子ボクサーの西野颯志と西野慧吾(19=六島)が11日、大阪市立住吉区民センターで開催された「You will be the Champion13」にて、デビュー戦に臨んだ。
切磋琢磨してチャンピオンを目指す
 二卵性双生児の西野兄弟は、兄の颯志(写真:左)が興国高校ボクシング部で競技を始めた。弟の慧吾(写真:右)はラグビーをしていたが、1年で退部。「兄がしているのを見て、(ボクシングに)興味が沸いてきて」と、高校2年で六島ジムに入門した。
ジャブでしっかりと組み立てた
 最初に登場した弟の慧吾は、スーパーフライ級4回戦で池田悠斗(22=升田)と対戦。左を軸に丁寧に組み立てた慧吾は、3回にワンツーで相手の左目下を腫らし、レフェリーストップに持ち込んだ。
慧吾はデビュー戦を勝利
 デビュー戦を勝利した慧吾は「緊張で頭が真っ白になったが、2回からジャブが当たり出して、ペースを握ることができた。勝つことができてうれしい」と笑顔を見せた。
颯志は惜しくも敗れた
 第3試合に出場した兄・颯志は、49.5s契約4回戦で、青木獅童(17=升田)と拳を交えた。ジャブからワンツーにつなげた颯志だが、青木も右アッパーを突き上げ対抗。4回には右ロングフックを浴びた。ジャッジ2者が青木を支持した。
「2人でチャンピオンを目指す」
 初陣を飾ることができなかった颯志は「倒したい気持ちが先走りしてしまった。初回にポイントを取られて焦ってしまった」と唇を噛んだ。それでも気持ちが折れることはない。

 「2人でチャンピオンを目指す」。西野兄弟のこれからに期待したい。

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