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WBO世界スーパーフライ級チャンピオン井岡一翔(33=志成)が14日、都内の所属ジムで行われた一夜明け会見で、5度目の防衛に成功したことを改めて報告した。
昨夜行われたドニー・ニエテス(40=比)との3年7ヶ月ぶりの再戦で、3-0の判定勝利を収めた一翔は、マカオのリベンジを果たした。
正午過ぎから始まった、一夜明け会見で井岡は「疲労感は多少あるけど、ダメージはそこまでない。クリーンヒットも少なかったと思うので、顔の腫れもない」と、普段どおりの自身の体調が昨夜の完勝を裏付けた。ビデオで見直したV5戦に関しては「試合をやっていた(時の)感覚と一緒。最善を尽くしてできた。(計画通りに)はめこんで行った。自分で試合を作れた」と振り返った。
リベンジを果たしたことに「嬉しい気持ちが強い。チームとして掴み取った勝利。妻とも喜びを分かち合えた」とホッとした表情を浮かべた。今月中には、第二子の誕生を予定している一翔は、「チャンピオンのまま迎えられるのは嬉しい」と述べ、「タクト」という名前をつけたいと切り出すと、その理由に「長男の磨永翔(マナト)の『磨』と『琢』を合わせて切磋”琢磨”してもらいたい」とパパの笑顔を見せた。
今後は「タイトルを持ってる選手と戦いたい。エストラーダかローマン・ゴンサレスなど、知名度がある選手に勝って、世界的評価を得たい。交渉する上では、IBFのラインが強い」との考えを示し、「エストラーダを引きずり出すために、IBFのベルトを統一したい」と本音を明かした。
※ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
※ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
エストラーダの話が出ると、力が入った一翔。「アメリカでエストラーダの試合を見て、再起しようと思った。アメリカや海外で試合がしたい」と、タレント揃いのスーパーフライ級で、名実ともにナンバーワンを目指すとした。