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WBC(世界ボクシング評議会)は24日、今週末(日本時間26日)に初防衛戦を迎える、同スーパーフライ級チャンピオンのジェシー・ロドリゲス・フランコ(22=米国)と、挑戦者で3度目の王座返り咲きを目指すシーサケット・ルビンサイ(35=タイ)の意気込みコメントを伝えた。
「今、みんなの目が自分に向けられていて、この階級を制覇することを期待されている。(自分のことを)SNSでも“新しいチョコ”と言ってもらっている。だから、モチベーションもすごく上がっている」と、軽量級の現役レジェンド、ローマン・ゴンサレス(35=ニカラグア)の愛称”チョコ“(日本では、ロマゴン)を我が物にしたと豪語。その上で、「シーサケットに勝てば、もっと自信が持てるし、(自身の)ボクシングキャリアがロケットのように高く上がる。※クアドラスに勝ったのはまぐれじゃない」と大一番に向けて熱い気持ちをぶちまけた。今後に関しては「115ポンド(スーパーライト級)で主要4団体を制覇した後には、112ポンド(フライ級)に下げることも考えている」と前のめりな発言が続いた。ここでは、WBC・WBA2冠王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)をはじめ、ロマゴンや中谷潤人(24=M・T)らの名前を挙げて、「いい選手達がたくさんいるので、戦いたい」と意欲を示した。
※カルロス・クアドラス(33=帝拳/メキシコ)
一方、3度目の王座返り咲きを目指すタイの雄は「ロドリゲスはいい試合をした。彼はまだ若いが、いいチャンピオンだ。過小評価してはいけない」としつつも、「チャンピオンに返り咲く準備はできている。3度チャンピオンの座につくのは、この階級では、自分が初めてだろう」と王座奪還に自信を示した。その上で、「チョコとエストラーダと対戦するのが、最終目標だ」と抱負を語った。
WBCのトップ戦線に関するプレスリリースなので、エストラーダとロマゴンの評価が高いが、WBOのベルトは、7月13日(水)にドニー・ニエテス(40=比)を相手に防衛戦を迎える井岡一翔(33=志成)が、しっかりと守っている。
今週末のWBC世界戦を皮切りに、スーパーフライ級の国内外のトップ選手達が火花を散らす。