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7月13日(水)に東京・大田区総合体育館で開催される、井岡一翔(33=志成)の世界戦のアンダーカードが9日、都内の志成ジムで発表された。
この日の会見には、元WBC世界フライ級チャンピオン比嘉大吾(26=志成)と元WBO-APフェザー級チャンピオン森武蔵(22=志成)に次いで、プロデビュー戦を8回戦で迎えるAIBA世界ユース選手権金メダリストの堤駿斗(22=志成)の3名が登場した。
昨年4月以来の再起戦となる比嘉は「久しぶりの試合で、ちょっと楽しみと緊張がありますが、KOで勝ちたい」と切り出すと、対戦相手のOPBFバンタム級10位のフローイラン・サルダール(33=比)のことを「パワーと一発がある選手。しかし、自分のボクシングをすれば負ける相手ではない」と分析し、まずは元世界王者の貫禄を示した。
バンタム級が主戦場!
調整も順調に進んでいる様子で「前回負けてから1ヶ月後には練習再開、階級的にはパフォーマンスにも問題ない。(敗戦後も)心境は変わらず、集中して取り組んでいる。一戦一戦をしっかり勝って次に生かしたい」と、バンタム級で世界王座返り咲きを目指すとした。
再起戦が決まった森は「スパーリングの調子がいいので、イメージトレーニングして、できれば倒したい」と抱負を語り、ディフェンスの成長ぶりにも手応えを示すと、技術面だけでなく、メンタルの面でも、同門の4階級チャンピオン井岡一翔から学ぶことも多いと、移籍初戦にも不安な様子はない。「世界チャンピオンの道に遅れをとることになるので、次は負けることなく、勝つことだけを考えて取り組んでいる」と、精神面の成長ぶりも伝わってきた。
復帰戦の相手はWBO-AP14位!12戦10勝(9KO)1敗1分
復帰戦で対戦するプレスコ・カルコシア(24=比)に関しては「成績を見る限りでは、パンチがあるんだと思う。フィリピン人選手独特の柔らかさに気をつける」と話した。
「一年前に負けて、今回が再起戦となる」と覚悟を伝えた森は、「一度はやめようと思った。だが、ただで立ち上がってきたんじゃない、実力と結果で示したい」と気持ちを込めた。
プロデビュー戦は、OPBFフェザー級5位のジョン・ジェミノ(30=比)とのフェザー級8回戦で行われる。会見でも口にしたのは、アマとプロの違い。プロの試合独特の雰囲気があることは承知しつつも「簡単な相手ではないけど、倒して勝ちたい。自分の武器を活かしつつ、チャンスがあれば倒しに行く」とポイントゲームではなく、ノックダウンを意識した発言もあった。
AIBA世界ユース選手権金メダリストがプロデビュー!
5月中旬からのラスベガス合宿では、ロンドン2012とリオデジャネイロ2016の五輪で2連覇後にプロ転向し、現在はフェザー級で世界ランク入りしている、ロベイシー・ラミレス(28=キューバ)ともスパーリングをするなど、充実した時間を過ごしたという堤駿斗は、「アマのいいところをプロで活かしているところが、参考になった」と、トップアマからプロ仕様へのアジャストにも自信を示すと、「8回戦デビューが決まってよかった」と安堵した。