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日本ライト級王者の宇津木秀(28=ワタナベ)は、6月14日(火)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントとして、同級8位の富岡樹(25=角海老宝石)を迎えて初防衛戦に臨む。
今年2月に前日本スーパーライト級王者の鈴木雅弘(角海老宝石)との王座決定戦において、9回TKO勝ちでタイトル初挑戦で戴冠した。
群雄割拠のライト級で頭角を現したスター候補だが、ボクサーにとって鬼門と言われる初防衛に向けて、油断は微塵も感じられなかった。
今年2月に前日本スーパーライト級王者の鈴木雅弘(角海老宝石)との王座決定戦において、9回TKO勝ちでタイトル初挑戦で戴冠した。
群雄割拠のライト級で頭角を現したスター候補だが、ボクサーにとって鬼門と言われる初防衛に向けて、油断は微塵も感じられなかった。
「油断はない!」
「地元(埼玉県所沢市)に帰ったら、皆喜んでくれた。ベルトを獲ることができてうれしい」。王座獲得後は、祝勝会などの行事に参加し、新チャンピオンとして充実した時間を過ごしたようだ。3月上旬には所沢市役所に表敬訪問して、藤本正人市長にタイトル獲得を報告した。「市長とは年齢は離れているが中学の先輩なので、挨拶することができて良かった」。
「一時期は、完全にはしゃぎましたね」と笑った宇津木だが、試合に向けてスイッチを切り替え、体重も順調に落ちている。
「一時期は、完全にはしゃぎましたね」と笑った宇津木だが、試合に向けてスイッチを切り替え、体重も順調に落ちている。
挑戦者を警戒
「富岡選手と戦うとは思わなかった」と、ランキング8位の富岡との対戦に多少の驚きはあったようだが、「距離が遠くて独特のテンポを持っている強い選手」と警戒心を強めた。「『初防衛戦は危ない』と言われているので、ナイーブになった時期もあった」と、プレッシャーは感じているようだが「練習してきたことしか出せないので、まずは気負わないこと」と、次戦へのテーマを掲げた。
谷口将隆の世界戦ではスタッフとして参加
4月22日(金)に行われたWBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者の谷口将隆(28=ワタナベ)の初防衛戦ではスタッフとして帯同し、世界戦の雰囲気を肌で感じ取った。
「ジムから貴重な機会を作ってもらって、感謝している。谷口さんのメンタルの保ち方など勉強になった。京口さん(京口紘人)さんとも同じ時間帯に練習させてもらっているし、この環境にいられることが幸せ」と、この地位は渡さないつもりだ。
「ジムから貴重な機会を作ってもらって、感謝している。谷口さんのメンタルの保ち方など勉強になった。京口さん(京口紘人)さんとも同じ時間帯に練習させてもらっているし、この環境にいられることが幸せ」と、この地位は渡さないつもりだ。
宇津木秀(ワタナベ)のパフォーマンスに注目!
大学時代からのライバルで、同門のIBF(国際ボクシング連盟)ライト級13位の三代大訓(27)が11日(水)にオーストラリアで勝利した。「海外で試合をして結果を出している。羨ましいし、刺激を受けている。自分もいつかは、敵地で戦って現地の雰囲気を肌で感じたい」と語った。
「パンチをもらわずに距離を詰めて、(富岡選手を)弱らせて判定で勝つつもり。ただ、チャンスがきたら仕留めにいく」と勝利を誓った。
「パンチをもらわずに距離を詰めて、(富岡選手を)弱らせて判定で勝つつもり。ただ、チャンスがきたら仕留めにいく」と勝利を誓った。