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日本スーパーフライ級王座決定戦が23日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)にて開催された「NAKAZATO BOXING GYM Vol.2」で行われ、同級1位の久高寛之(37=仲里)と同級2位の中川健太(36=三迫)が空位の王座を争った。
王座返り咲きを目指し、2人の元日本王者が激しいペース争いを繰り広げた。
王座返り咲きを目指し、2人の元日本王者が激しいペース争いを繰り広げた。
中川健太(三迫)が新王者!
序盤からスピード差を見せた中川が完勝した。上下に打ち分け主導権を支配すると、サイドに回り込んで左オーバーハンドを好打。前半終了時の公開採点を49-46×2、50-45×1でリードした。6回、久高は左フックでグラつかせるが、前に出てきたところに中川はカウンターの右アッパーでダウンを演出。ポイントで大きく引き離すと、距離を取りながらカウンターを決めて勝利した。
椎野大輝トレーナーの作戦がズバリ的中!
敵地で3度目の王座返り咲きを果たした中川は「この年齢(36歳)なので勝たないと続けていけるかわからない立場なのはわかっている。なので、何としても勝ちたかった。勝ってまた練習できることが、なによりもうれしい」と声を弾ませた。
右アッパーは自然と出た
「練習中から椎野さん(椎野大輝トレーナー)に『終盤に右アッパー出せば当たるのではないか』と言われていて練習していた。流れの中で自然と出たパンチ」と、6ラウンドのダウンシーンを振り返ると、「いつもは左ストレートで倒しているので、右で倒したのは初めて」と進化に手応えを感じていた。
右アッパーは自然と出た
「練習中から椎野さん(椎野大輝トレーナー)に『終盤に右アッパー出せば当たるのではないか』と言われていて練習していた。流れの中で自然と出たパンチ」と、6ラウンドのダウンシーンを振り返ると、「いつもは左ストレートで倒しているので、右で倒したのは初めて」と進化に手応えを感じていた。
試合後は健闘を称え合った
中川は3度目の王座獲得に成功した。1980年12月に初代日本スーパーフライ級王者が誕生して以来、これは初めてのことだ。「年齢の衰えは感じていない。ベストパフォーマンスを更新できているのは、この環境で練習ができているから。感謝を忘れずに精進してきたい」と、三迫ジムに感謝した。
目指すは世界!
しかし、決してここでは満足していない。「今は世界にたどり着ける状況ではないが、ベルトを持っていればチャンスが来るかもしれない。最後は世界戦をやりたい」と目標を掲げた。
目指すは世界!
しかし、決してここでは満足していない。「今は世界にたどり着ける状況ではないが、ベルトを持っていればチャンスが来るかもしれない。最後は世界戦をやりたい」と目標を掲げた。
ラストファイトと明言
一方、地元で戴冠することができなかった久高は「いざ、リングに上がったら足が動かなかった。強引に距離を潰してボディを叩いていく作戦だった。6ラウンドに効かせたところでダウンをしてしまった。相手の右アッパーは見えづらかった」と痛恨のダウンを悔やんだ。
51戦目を勝利で飾ることができなかった。「負けたら引退しようと決めていた。これが最後の試合になる」とキャリア20年目の久高は、グローブを吊るす意向を示した。
51戦目を勝利で飾ることができなかった。「負けたら引退しようと決めていた。これが最後の試合になる」とキャリア20年目の久高は、グローブを吊るす意向を示した。
採点表