試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
WBO世界ミニマム級タイトルマッチが22日、後楽園ホールで開催された。前日計量を2.3kgオーバーで、失格となった挑戦者でランキング2位の石澤開(25=M・T)を相手に初防衛戦に臨んだチャンピオン谷口将隆(28=ワタナベ)。今回は変則タイトル戦となったため、チャンピオンは、勝つか、引き分けで王座防衛となるが、負けると王座空位となるというWBOルールに則って試合が行われた。
会場に集まった1495人の観客が見守る中、注目の一戦のゴングが鳴り響いた!採点表
チャレンジャー石澤のパワーを警戒していたチャンピオン谷口は、初回から上下左右に強弱をつけたパンチを出すと、前後左右に体を入れ替えて石澤を翻弄。まとわりつく様に前で石澤の攻撃をかわした。中盤以降は、打って離れて、左右に動いて冷静に試合を進めた。試合を決めたのそは、11ラウンド。ポイントを十分稼いで危なげなく試合を進めたが、仕留めに行った。左ストレートに力を入れると石澤の顔面をヒット。レフェリーが試合を止めた。
技術力で圧勝した谷口将隆(ワタナベ)
■谷口将隆(ワタナベ)
■WBO世界ミニマム級V1王者
「リングに上がったら気合いが入っているのがわかった。昨日で気持ちの整理がついた。昨日も話したが、彼(石澤)の人間性から意図的に体重をオーバーしたのではないと思っている。試合をすればノーサイド。試合後にリング上で謝ってきたので「謝らなくていいよ」と言った。短期決戦でくると思ったので試合のテーマを「脱力」から「クールに戦う」に変えた。アッパーとボディブローは感触があったが、最後まで余裕はなかった。今回の試合は良い経験になった。京口(紘人)と関西でダブル世界戦ができれば」
V1チャンピオン谷口将隆(ワタナベ)
■ ワタナベジム渡辺均会長
「まずは、試合が成立して良かった。日本での防衛戦はもちろんだが、海外での試合のチャンスもあればやらせたい」
石澤開(M・T)
■石澤開(M・T)コメント
■WBO世界ミニマム級2位
「それなりに対策してきたが、(谷口選手は)前回とはまた違った上手さだった。3ラウンドは良かったと聞いているが覚えていない。レフェリーストップは仕方がない」
■WBO世界ミニマム級2位
「それなりに対策してきたが、(谷口選手は)前回とはまた違った上手さだった。3ラウンドは良かったと聞いているが覚えていない。レフェリーストップは仕方がない」