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[試合後談話]2022.3.20

刈谷で激戦! 勝利の女神が微笑んだのは?

 2020年全日本バンタム級新人王の冨田風弥(23=TRIBE)と、2020年中日本スーパーバンタム級新人王の安西蓮(21=名古屋大橋)が20日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「SPLENDID BOXING」のセミファイナル、54.5kg契約6回戦で激突した。

 中日本のジムに所属するホープが期待通りの熱戦を繰り広げた。
安西蓮(名古屋大橋)が判定勝ち
 長身サウスポーの冨田と対戦した安西は、プレスをかけながら、打ち終わりに左フックを好打。ペースを握るとボディにもパンチを決めて後退させると、終始有効打で勝った。
安西蓮(名古屋大橋)に注目!
 6回戦初勝利を挙げた安西は「効かせた後にパンチをまとめることができず、倒しきれなかった」と、まずは反省の言葉を口にしたが、「勝ててホッとしている」と笑顔を見せた。

 「もっと強くなるために、環境を変えたくて」と昨年12月に名古屋大橋ジムに移籍し、この日を迎えた。安西は「快く送り出してくれた中村靖雄会長(岡崎ジム)に感謝している。今日の試合前にも声をかけてもらった」と話すと、「あと1勝でA級なので、早くジムの先輩に追いつきたい」と拳を握りしめた。
右:能嶋宏弥(薬師寺)が勝利
 メインイベントでは、日本ウェルター級13位の能嶋宏弥(26=薬師寺)が、スーパーウェルター級8回戦で畑上昌輝(30=長崎ハヤシダ)と対戦した。序盤から能嶋がリングを大きく使いながらジャブを軸に組み立てると、前に出る畑上をシャットアウトした。
「タイトルに絡んでいきたい」
 6連勝を飾った能嶋は、「今日は打ち合いに行かず、距離を保ちながらジャブで組み立てることを心がけた。チャンスがあれば倒そうと思ったが、右ストレートを研究されていた。結果的には、ほぼ思い通りの試合ができた」と試合運び同様、冷静に試合を振り返った。

 昨年の全日本新人王獲得後も順調に勝ち星を重ねている能嶋は「ランキングを上げていき、タイトルを絡んでいきたいと抱負を語った。

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