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WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級チャンピオンの井岡一翔(32=志成)が20日、オンライン会見で大晦日に迎える4度目の防衛戦を前に意気込みを語った。
新規外国人の入国を一時見合わせている政府の方針に伴い、対戦相手が急きょ同級6位の福永亮次(35=角海老宝石)に変更。IBF(国際ボクシング連盟)王者ジェルウィン・アンカハス(29=比)との試合は中止となったが、今日の会見で、井岡とアンカハスの王座統一戦は、両チャンピオンが1試合挟んだ後、延期開催することで合意出来ていることが明かされた。
大晦日は福永亮次が挑戦者!
福永戦が正式発表されたのは12月16日だが、井岡陣営より、福永サイドに12月31日の世界戦の打診があったのは今月13日。福永サイドからは15日にオファーを受けるとの連絡が入ったとのこと。外国人の入国を禁止するという政府の発表は先月末にあったが、井岡陣営はその直後からアンカハス陣営と延期開催の交渉に入り、合意がなされてから福永サイドに連絡を入れたため、井岡・福永戦の正式発表までにタイムラグが生まれた。
アンカハスとは一戦挟んでから統一戦で合意
当初、王座統一戦が中止となったことに関して井岡は「中止と聞いて、最初は受け入れられなかった。信じられなかった。目標をなくした感じだった」と落胆していたことを伝えた。それでも、「スイッチを切れなくて、試合をすることを最優先に考えた」と今年も大晦日にリングに上がることを決意した。
急きょ対戦相手が変更となったが、試合をすることに関しては、福永がアンカハスと同じサウスポーだったことも大きな要因とした。福永に関して「注目もしていなかった」としつつも「油断できない選手」と印象を語ると「タイミング的にも気を引き締めないといけない。いい試合をして、いい勝ち方をしたい」と目の前の試合に集中した。