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日本スーパーフェザー級6位の力石政法(27=緑)が16日、メルパルクホール大阪で開催された「3150ファイトvol.1」のメインイベントに出場。63.0kg契約8回戦で元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者のロリ・ガスカ(32=陽光アダチ)と対戦した。
約1年1ヶ月ぶりのリングに上がった力石の仕上がりに注目が集まった。
興行終了後には亀田興毅会長と亀田大毅副会長がイベントを総括した。
約1年1ヶ月ぶりのリングに上がった力石の仕上がりに注目が集まった。
興行終了後には亀田興毅会長と亀田大毅副会長がイベントを総括した。
力石政法(緑)が完勝!
フィリピン人のガスカの変則スタイルに手を焼いた力石だが、左ストレートを軸にペースを握り続けて完勝した。力石は、3回に左ストレートでダウンを奪うと4回にはガスカのワイルドな攻撃に冷静に対応。左ストレートを決めて攻勢をかけた。すると4回終了のインターバル中にガスカ陣営が棄権を申し出て試合が終わった。
「強い相手と戦いたい」
8連勝した力石は「前半はポイントアウトして、後半に勝負をかける作戦だった。相手は頭から突っ込んでくるので偶然のバッティングによる負傷ドローに気をつけて戦った。予想通りに頭が低くてやりずらかった。テクニックがあり思い通りにいかなかった」とKO勝ちにも反省の弁を並べた。この日、セコンドについた兄であるWBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(緑)からは「狙いすぎて、前の手の攻撃が少ない」と指摘を受けたことを明かした。
スーパーフェザー級で頂点を目指す力石は「3月に海外の選手を呼んで(試合を)やる予定だったが、コロナの状況があり不透明な状態」と話すと、「敵地に行ってもいいので強い選手と戦いたい。来年はタイトルを目指していく」と抱負を語った。
スーパーフェザー級で頂点を目指す力石は「3月に海外の選手を呼んで(試合を)やる予定だったが、コロナの状況があり不透明な状態」と話すと、「敵地に行ってもいいので強い選手と戦いたい。来年はタイトルを目指していく」と抱負を語った。
第1回興行に手応えを感じた
第一試合から煽り映像を流して照明や音響にもこだわるなど、華やかなイベントとなった。興行を終えた興毅会長は「4回戦ボクサーが主役のような扱いで試合をして、良い形で終わることができた」と手応えを感じたようだ。しかし、「お客さんとの距離をもっと近くしていきたい。興行のテンポも上げたら見やすくなると思った」と課題を挙げるもの忘れなかった。次回は来年4月に大阪で予定していることを明かした。
「ボクサーが稼げる環境を作っていく」
観客も900人で「少し赤字が出たくらい。ただ、他のボクサーがここに出たいと思うイベントを作りたかった。これからもっと選手が稼げるようにしていき、ボクシングを盛り上げていきたい」と熱く語った。
「盛り上がったと思う」
大毅副会長は「4回戦からVTRを流してお客さんも盛り上がっていた。データとして残るし勝ち上がっていけば『あの時の選手か!』となる。これからもボクシングを盛り上げていきたい」と語った。