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[試合後会見]2021.12.16

元世界王者の宮崎亮がカムバック!

 元WBA(世界ボクシング協会)ミニマム級王者の宮崎亮(33=3150FC)が16日、メルパルクホール大阪で開催された「3150ファイトVOL.1」で寺次孝有希(30=ミサイル工藤)と51.5kg契約6回戦で対戦した。

 田口良一(ワタナベ→引退)に世界挑戦して以来、約5年4ヶ月ぶりにリングに上がった宮崎にパフォーマンスに視線が注がれた。
宮崎亮(3150FC)が圧勝!
 宮崎が豪快に倒してリングに帰ってきた!宮崎は相手の攻撃を冷静に対応するとステップインから左フックを好打。ジャブから左ボディを決めてペースを握った。勝負が決まったのは3回。ボディにパンチを集めて後退させると最後は左ボディでキャンバスに沈めた。
KO賞20万円をゲット!
 元世界王者の貫禄を示した宮崎は「もっと8オンスのグローブの感触を肌で感じたかった。セコンドからKOのGOサインが出たから仕留めに行った」と久しぶりのリングをもう少し楽しみたかったようだがKO劇に手応えを感じていた。

 本日、16日にかつて同じジムで汗を流したWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=志成)が、大晦日に福永亮次(35=角海老宝石)を迎えて4度目の防衛戦を行うことが発表された。今でも電話で連絡を取り合う仲だという宮崎は「お互いに刺激し合えたら」と語った。
「ユーリ阿久井政悟と戦いたい」
 今後の抱負を聞かれた宮崎は「フライ級で上を目指していきたいが、チャンスがあればライトフライ級でも落とせる」と言うと、「最短で世界まで行きたいので世界ランカーと戦いたい」と日本フライ級王者のユーリ阿久井政悟(26=倉敷守安)の名前を挙げて対戦を呼びかけた。
宮崎の動きを絶賛した
 試合後に囲み取材に応じた亀田興毅会長は「スパーリングはイマイチだが本番で強さを見せた。相手のパンチを見切ってジャブも入れていたし良い動きを見せた。元世界王者の片りんを見せた」と宮崎のパフォーマンスに合格点を与えた。

 今後のプランを聞かれた亀田会長は「来年は日本ランカーとさせて2〜3戦してからタイトルマッチをさせたい」と2022年の青写真を描いた。

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