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[試合後談話]2021.12.12

大阪も熱い! 迫力の打撃戦を制したのは!?

 日本フェザー級7位の大里登(26=大鵬)とデカナルド闘凜生(25=六島)が12日、大阪天満橋エルシアターで開催された「第69回CHAMPIONS ROAD」のメインイベント、フェザー級8回戦で激突した。

 今週末は、海外でビッグマッチが行われ盛り上がりを見せたが、大阪でも熱い戦いが繰り広げられた。

 3連勝中の大里がタイトル挑戦に弾みをつける内容を見せたのか。それとも2階級上げてランカーに挑んだデカナルドが下克上を果たしたのか――。
デカナルド闘凜生(六島)が下克上!
 初回のダウンを挽回したデカナルドが日本ランカーを撃破した。大里の右カウンターを浴びて倒れたデカナルドだが、2回から左ボディで削っていくと出入りを意識したボクシングでポイントを挽回。スリリングな攻防を繰り広げる中、デカナルドの攻勢が目立った。大里も最後まで打ち返す中で試合終了のゴング。ジャッジ2者の支持を得たデカナルドが勝利した。
ランカーの仲間入りを果たした
 試合後に取材に応じたデカナルドは「六島ジムのA級ボクサーで、ランカーになっていないのは自分だけで、これまで何度もチャンスをもらっていたのに逃してきた。今日は絶対に落とせなかったので本当に嬉しい」と価値のある1勝に声を弾ませた。

 初回にダウンを喫したが「残りのラウンドで取り返したらいいと気持ちを立て直した。これまでだったら熱くなって打ち合いにいっていたが、冷静に組み立てることを心掛けた」と試合を振り返った。

2階級上げての勝利

 日本ランキング入りを確実としたデカナルドは「勝利を繋げることができた」と、12月19日(日)に大阪住吉区民センターで開催される六島ジムの自主興行に良い流れを作った。
絶好のスタートを切ったが…
 一方、3連勝がストップした大里は「初回にダウンを奪った右ストレートは手応えがあったが、そこから打ち終わりにカウンターを狙われてやりにくくなってしまった。効いたパンチは1発だけだったが、こっちのパンチも当たらなくなってしまった。作戦ミスです」と唇を噛んだ。  
左:峯佑輔(六島)のジャブが冴えた!
 セミファイナルでは、日本スーパーフライ級20位のダイナミック健次(30=大鵬)と同級17位の峯佑輔(25=六島)がバンタム級8回戦で激突した。序盤から峯が右カウンターを決めてペースを掌握。ダイナミックのパンチを冷静に対処するとジャブを軸に左ボディで動きを止める。勝負が決まったのは4回。ワンツーで膝を揺らした峯は左右をまとめてフィニッシュした。
峯佑輔(六島)に注目!
 デビューから5戦全勝(2KO)とした峯は「相手は一発があるのでひっくり返されないように気をつけて戦った。相手の目を見て心が折れているのがわかったので仕留めにいった」と会心の勝利に手応えを掴んでいた。

圧巻のパフォーマンスを見せた

 アマチュア63戦51勝(10KO)12敗の成績を残してプロに転向した峯が、存在感をアピールした。現在、日本スーパーフライ級17位だがランキングアップが濃厚だ。「来年はタイトルマッチに絡んでいきたい」と抱負を語った。

 WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の西田凌佑(25)を筆頭に将来有望な選手が揃う六島ジムにまたひとり今後の活躍が期待されるボクサーが現れた!

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