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日本ライトフライ級王座決定戦、同級1位の芝力人(25=真正)対同級2位の岩田翔吉(25=帝拳)が6日に後楽園ホールで開催された「第607回ダイナミックグローブ」のメインイベントで行われた。
このベルトは、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者の矢吹正道(29=緑)が世界挑戦前まで巻いていたものだ。第44代日本ライトフライ級チャンピオンに輝いたのは――。
このベルトは、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者の矢吹正道(29=緑)が世界挑戦前まで巻いていたものだ。第44代日本ライトフライ級チャンピオンに輝いたのは――。
岩田翔吉(帝拳)が9回TKO勝ち!
芝がステップを刻みながら右ボディストレートをヒット。対する岩田はプレスをかけてワンツーで応戦。5回、岩田は左ボディで動きを止めるとワンツーを好打し攻勢をかけた。前半終了時の公開採点は48-47(芝)、48-47(岩田)、49-46(岩田)と岩田がリード。6回、岩田は左ボディで後退させると右ストレートでダウンを先取。芝は得意の左フックで逆転を狙うが、岩田は反応の良さを見せて被弾を回避。8回、岩田はボディにパンチを集めてダメージを与えると9回にパンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
「点数は60点」
新チャンピオンに輝いた岩田は「前半、こっちが少しでも動くと左フック、右アッパーを合わせられて研究されているのを感じた。このままだと空振りが多くなるので、タイミングを見計らってじっくりと攻めた。相手が右ストレートに左フックを合わせてくるのは想定内。相手に警戒されている中でも、最後はレフェリーストップに持ち込めたことがうれしい」と冷静に試合を振り返った。
「同い年の選手の活躍は刺激になる」
同い年でアマチュア時代からしのぎをけずってきた坪井智也(自衛隊体育学校)がセルビアの首都ベオグラードで開催された世界選手権で金メダルを獲得した。試合前に坪井の快挙を知った岩田は「(坪井の金メダル獲得は)素直に嬉しい」と刺激を受けたようだ。
「チャンスがあれば世界へ」
コンビを組む元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーは、「(岩田は)思い切りが良くて意外性があるボクシングをする。タイトルに関わらず選手が勝つのはうれしい。丁寧にコンパクトにパンチを打てるようになればさらに良い」と総括した。
粟生氏は、今から14年前の2007年3月に日本フェザー級王座を獲得している。当時は、日本チャンピオンベルトのデザインが変わり、新品のベルトを巻いていたという。「久しぶりに近くでベルトを見たが、かなりボロボロになっていますね」と、年季が入ったチャンピオンベルトを見てしみじみと語った。
現在、ライトフライ級にはWBAスーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)と9月22日(水)に寺地拳四朗(29=BMB)からタイトルを奪取したWBC王者の矢吹正道(29=緑)の2人の日本人世界チャンピオンが君臨している。岩田は「チャンスがあれば、もちろん戦いたい」と2022年にチャンスを待つ。
粟生氏は、今から14年前の2007年3月に日本フェザー級王座を獲得している。当時は、日本チャンピオンベルトのデザインが変わり、新品のベルトを巻いていたという。「久しぶりに近くでベルトを見たが、かなりボロボロになっていますね」と、年季が入ったチャンピオンベルトを見てしみじみと語った。
現在、ライトフライ級にはWBAスーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)と9月22日(水)に寺地拳四朗(29=BMB)からタイトルを奪取したWBC王者の矢吹正道(29=緑)の2人の日本人世界チャンピオンが君臨している。岩田は「チャンスがあれば、もちろん戦いたい」と2022年にチャンスを待つ。
採点表