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日本ミニマム級1位の石澤開(24=M・T)と同級2位の春口直也(32=橋口)が8日(金)、後楽園ホールで開催された「パイオニアオブファイト.5」のメインイベントで来 年のチャンピオンカーニバル出場を掛けて激突した。
軽量級で高いKO率を誇る石澤が倒したのか?それとも鹿児島から乗り込んできたベテラン春口が勝利したのか――。
軽量級で高いKO率を誇る石澤が倒したのか?それとも鹿児島から乗り込んできたベテラン春口が勝利したのか――。
石澤開(M・T)がKO勝利!
石澤がパワフルな攻撃でベテラン春口を撃破した。初回は春口がジャブから右アッパーを決めたが、2回にプレスを強めた石澤は左フックを好打しペースを掌握。リズムを掴みショート連打でダメージを与えると、4回に右アッパーでフラつかせてレフェリーストップに持ち込んだ。
10戦9勝(8KO)1敗とした
試合後に囲み取材に応じた石澤は「前回はしょっぱい試合をしてしまった(判定勝ち)のでやはりKO勝ちは気持ちいい」と話すと、「2ラウンドからパンチが当たることがわかったが、力んで手数が減ってしまう悪い癖が出た。ただ、4ラウンドから強弱をつけたコンビネーションを打つことができた。相手が顔を前に出してきたらアッパーを突きあげる作戦だったので上手くいったと思う」と冷静に試合を振り返った。
石澤とコンビを組む岡田隆志トレーナーは「反省点はあるが、試行錯誤してきたものは出せていた。進歩した姿はお客さんに見せられたと思う」と及第点を与えた。
石澤とコンビを組む岡田隆志トレーナーは「反省点はあるが、試行錯誤してきたものは出せていた。進歩した姿はお客さんに見せられたと思う」と及第点を与えた。
「谷口さん(谷口将隆)にリベンジしたい」
石澤は試合前、約2年前に行われた日本王座挑戦者決定戦で現日本王者の谷口将隆(ワタナベ)に敗れた試合映像を見て「悔しい気持ちを思い出して」試合に臨んだことを明かした。来年のチャンピオンカーニバルで谷口への挑戦が決定したが、WBO(世界ボクシング機構)同級1位の谷口に対し、WBOから王者のウィルフレド・メンデス(24=プエルトリコ)との対戦指令が出された。
谷口へのリベンジを誓う石澤は「世界戦が決まったのなら、世界チャンピオンになってもらいたい。自分は日本王者になってからいずれ谷口さんに挑みたい」と抱負を語った。
谷口へのリベンジを誓う石澤は「世界戦が決まったのなら、世界チャンピオンになってもらいたい。自分は日本王者になってからいずれ谷口さんに挑みたい」と抱負を語った。
採点表