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[試合後談話]2021.10.2

現役国内3位タイのプロ49戦目を白星。高橋竜也

 2007年3月31日のプロデビュー戦以来49戦目を迎えた日本バンタム級11位の高橋竜也(32=土浦)が2日、2019年度東日本スーパーフライ級新人王の小笠原梢太(26=三迫)と対戦した。

 緊急事態宣言が解除されて最初のボクシング興行を迎えたこの日、つくばカピオで開催された「ダイナミックヤングファイト」は5試合行われたが、出場した10名のボクサーのうち、半分の5名がプロデビュー戦のリング。コロナ禍の影響で、高橋と小笠原のメインイベントのリングを含めて全試合、観客は声援の代わりに大きな拍手で選手達にエールを送った。

高橋竜也(土浦)健在!

 メインイベントに赤コーナーを陣取った高橋竜也は地元ファンの拍手に後押しされてリングに上がると、テンポのいいステップと勢いよく振り抜く左フックでペースを掴もうとする小笠原を相手に序盤から自身のペースを崩さず落ち着いてジャブを突きながらリズムを作ると接近戦ではしっかりとボディをガード。2人の間に隙間が出来るとコンパクトに右ストレートを打ってポイントを稼いだ。

採点表:3-0
 ダウンシーンには恵まれなかったが、「少し警戒しすぎた。最後は倒すチャンスがあったのに」と悔やんだ。それでも、勝つことに重点を置いた地元のリングで、ジャッジ3者の支持を集めて完勝。試合後には、ファンの記念写真にも応じながら、「日本タイトルを目指す」と汗を拭った。
49戦33勝(21KO)10敗(1KO)6分

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