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米国・カリフォルニア州カーソンのディニティ・ヘルス・スポーツ・パークで14日(日本時間15日)、PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)がWBO(世界ボクシング機構)バンタム級タイトルマッチを開催。
その前日計量が13日に行われ、王者ジョンリエル・カシメロ(31=フィリピン)と、元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)が秤の前で対峙した。さらにセミファイナルでは元IBF世界バンタム級王者エマニエル・ロドリゲス(29=プエルトリコ)が、WBA同級2位のゲイリー・アントニオ・ラッセル(28=米)と、WBA世界バンタム級暫定王座決定戦を行う。
今週最大の注目試合となるWBO世界バンタム級タイトルマッチ。王者カシメロはバンタム級リミットの53.5kgでクリア、対するリゴンドーは200gアンダーの53.3kgで秤を降りた。
カシメロは当初、リゴンドーとの統一戦から、WBC同級王者のノニト・ドネア(38=フィリピン)との統一戦が決定。しかし、カシメロのVADAドーピング検査への対応の遅さに対し、不信感を抱いたドネアが試合をキャンセル。元サヤに収まる形でリゴンドーとの対戦が再決定した。獰猛なカシメロと、技巧のリゴンドー、勝者はWBAスーパー、IBF王者の井上尚弥(28=大橋)との対戦を目指す。
米国コミッション協会(ABC)がWBAの度重なる世界王座乱立に改革要求を突きつける中、開催されるWBA世界バンタム級暫定王座決定戦。ラッセルは500g少ない52.9kgでパス、ロドリゲスがリミット53.5kgでクリアした。
WBC世界フェザー級王者ゲイリー・ラッセル.JR(34=米)を兄に持つラッセルが世界初挑戦。ロドリゲスは19年5月の井上戦、20年12月のレイマート・ガバリョ(24=フィリピン)戦の連敗を脱出し、世界王座返り咲きを目指す。