試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
2021年度中日本新人王決勝戦が8日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された。各階級レベルの高い攻防で会場を熱くした。
今年の最優秀選手(MVP)は、スーパーバンタム級の阿部史也(21=タキザワ)が選ばれた。確かな技術と鋭い踏み込みからコンパクトに素早く振り抜くパンチでKO勝利を挙げた。新人王にエントリーする選手の中では、既に7試合経験しているためコロナ禍での調整にも不安はなかったという阿部だが、後楽園ホールでは試合の経験がない。まずは西軍代表を目指し、来年の2月に予定されている全日本新人王決勝戦で聖地のリングに上がることを当面の目標に定めた。
敢闘賞はウェルター級の上村健太(24=緑)が選ばれた。初回の2分過ぎ、好戦的なボクシングを見せた後藤宗士(26=とよはし)にコーナーポストまで追い込まれた上村だが、一瞬の隙を見逃さなかった。強引に仕留めにきた後藤の動きに反応した上村が値千金の一発KOで試合を決めた。
技能賞は潜在能力の高さを存分に示した美濃巧人(21=とよはし)が受け取った。2019年12月デビュー以来、3戦全勝としている。
中日本新人王3賞受賞者