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日本スーパーフェザー級9位の三瓶数馬(26=協栄新宿)と同級18位の宮本知彰(27=一力)が11日、後楽園ホールで開催された「A-SIGN Bee.28」のメインイベント、スーパーフェザー級8回戦で激突した。
サウスポー同士による一戦、タイトル挑戦をアピールしたのは――。
サウスポー同士による一戦、タイトル挑戦をアピールしたのは――。
三瓶数馬(協栄新宿)が快勝
ジャブを軸に冷静な試合運びを見せた三瓶が存在感をアピールした。ジャブの差し合いからスタートした試合は、三瓶が距離を詰めて右フックから左オーバーハンドを叩きつけてペースを掌握。主導権を支配した三瓶だが、攻め急がずジャブから緩急をつけたコンビネーションで着実にダメージを与えていき、6回にフィニッシュした。
三瓶が、昨年8月に長谷川慎之介(ワールドスポーツ)に負傷判定負けを喫して以来の再起戦を勝利。これまでの激闘型とは違う新たな一面を見せた。
三瓶が、昨年8月に長谷川慎之介(ワールドスポーツ)に負傷判定負けを喫して以来の再起戦を勝利。これまでの激闘型とは違う新たな一面を見せた。
「冷静に戦えた」
前戦での敗戦が三瓶を大きく変えた。前回の試合後、内田洋二マネージャーに「パンチをもらうスタイルでこのまま続けると今後の人生にも影響する。スタイルを変えないのであれば、辞めた方がいい」と忠告されたという。
三瓶は「これまでは体ごとぶつけるようにパンチを出していたため、打ち終わりにパンチをもらっていたが、手首で打つことを意識した」。さらに「呼吸の仕方を変えたことで落ち着いてできるようになった。スパーリングで上手くいかなくてもイライラすることがなくなった」と新たなスタイルに手応えを感じたようだ。
「試合後に顔が腫れなかったのは新人王トーナメント以来です。試合後にシャワーを浴びても顔が痛くなかった」と笑顔を見せた。
三瓶は「これまでは体ごとぶつけるようにパンチを出していたため、打ち終わりにパンチをもらっていたが、手首で打つことを意識した」。さらに「呼吸の仕方を変えたことで落ち着いてできるようになった。スパーリングで上手くいかなくてもイライラすることがなくなった」と新たなスタイルに手応えを感じたようだ。
「試合後に顔が腫れなかったのは新人王トーナメント以来です。試合後にシャワーを浴びても顔が痛くなかった」と笑顔を見せた。
「タイトルに挑戦したい」
三瓶は、勝ち負けを繰り返しながら長らく日本ランキングに名を連ねている。内田トレーナーは「まだ、できていないこともあるし、さらにレベルアップしないと今のままでは厳しいが」と前置きした上で、「チャンスがあるならいつでも挑戦させたい」と王座挑戦にGOサインを出した。それを横で聞いた三瓶は「決まったらテンションが上がりますね!」と声を弾ませた。