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日本スーパーライト級タイトルマッチの前日計量が9日、東京大田区の牧田総合病院で行われ、王者の永田大士(31=三迫)と同級5位の鈴木雅弘(25=角海老宝石)が計量に臨んだ。試合は、明日の10日(木)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで行われる。計量後にオンライン取材に応じた両者は、決戦に向けて闘志を燃やした。
2度目の防衛戦の永田大士(三迫)
「食べながら順調に落とすことができた」と100gアンダーの63.4kgで計量を終えた永田は「プロキャリアは浅いが、アマチュア経験が豊富で技術が高い選手」と挑戦者の鈴木を警戒。その上で「前戦から加藤さん(加藤健太トレーナー)と作り上げてきたボクシングスタイルが完成形に近づいてきたのでそれをぶつけるだけ。明日は、最初から最後まで攻める。クリンチはしない!」と力強く勝利宣言した。
DIAMOND GLOVE
夜はホテルの部屋で、ジムのOBで元OPBF東洋太平洋フェザー級王者の竹中良氏(三迫→引退)が熊本県で経営する「馬刺し専門店竹中本店」から取り寄せた馬刺しを食べてパワーアップを図る。「いずれは日本王者として海外の強豪選手と戦っていきたい。国内のスーパーライト級を盛り上げていきたい」と王者の自覚を示した永田が、明日のリングで強さを見せる!
王座初挑戦の鈴木雅弘(角海老宝石)
一方、タイトル初挑戦の鈴木はリミットちょうどの63.5sでパスした。「どんな相手でも自分のペースに持ち込むパワーを持っている」とチャンピオンの永田を分析。プロ初のサウスポーとの対戦になるが、同門選手とのスパーリングで対策は万全だ。
鈴木雅弘(角海老宝石)63.5kg
東京農業大学ボクシング部の寮で同部屋だった日本フライ級6位の桑原拓(26=大橋)も7月21日(水)に後楽園ホールで日本王者のユーリ阿久井政悟(25=倉敷守安)に挑戦する。計量日の前日に桑原から「明日は勝って上手く(勝利の)バトンを繋いでね」と連絡が来たことを明かすと、「チャンピオンより下は何も意味がないと思う。やるからには一番を目指す」とアマチュア時代に成し遂げることができなかった日本一の座を掴みにいく。