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[試合後談話]2021.3.26

激闘! 流血戦を制したのは?

 日本バンタム級7位の高橋竜也(31=ヤマグチ土浦)と川端遼太郎(30=真正)が25日に後楽園ホールで開催された「第599回ダイナミックグローブ」セミファイナル、スーパーバンタム級8回戦で激突した。
 試合は、偶然のバッティングやパンチによるカットで出血しながら激戦を繰り広げた。
川端遼太郎(真正)が勝利!
 序盤から川端が距離を詰めて接近戦に持ち込むと右アッパーを織り交ぜた攻撃でペースを掌握。高橋も真っ向から打ち合いに応じるとボディにパンチを集めて反撃した。しかし、川端は回転力を活かした連打で主導権を渡さず。両者とも出血しながらも最後まで懸命にパンチを繰り出した。終始、アグレッシブに攻めた川端が日本ランカーを撃破した。
「作戦がハマった」
 試合後に電話に取材応じた川端は「倒されるリスクがある中でとにかく勝つことに必死だった。相手は身長が高いので徹底して懐に飛び込んでいく作戦だった。井上さん(井上孝志トレーナー)が立てた作戦がズバリとハマった」と喜びに浸った。

 2016年12月の試合を最後にボクシングから離れた川端だったが、「燃え尽きていなかった」と2年10ヶ月のブランクを経て2019年10月にカムバックした。
 復帰3戦目で日本ランキング入りを確実とした川端は「以前、東洋太平洋ランキングには入っていたが、日本ランクに入れば初めてのことなので本当にうれしい」と声を弾ませた。
ひとつずつ勝っていく
 3月28日(日)に神戸市立中央体育館の興行に出場する元WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(30)と日本バンタム級18位の与那覇勇気(30)は同門で年齢も同じだ。
 川端は「久保と与那覇の存在は大きい。自分だけノーランカーだったので少しは追いつくことができたかなと思う。勝利のバトンをつなげることができた」と語った。

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