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PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)が米国・コネチカット州のモヒガンサン・カジノで13日(日本時間14日)、W世界挑戦者決定戦を挙行した。前WBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級王者デビッド・ベナビデス(24=米)が、WBC同級8位のロナルド・エリス(31=米)とWBC世界スーパーミドル級挑戦者決定戦で世界戦線返り咲きを狙った。
WBA(世界ボクシング協会)ライト級挑戦者決定戦に、WBA同級4位イザック・クルス・ゴンザレス(23=メキシコ)vsWBA同級6位ホセ・マチアス・ロメロ(24=アルゼンチン)がセットされた。
ベナビデスがタフなエリスをTKO勝利
ベナビデスは静かな立ち上がりから徐々にスピーディなパンチを打ち込み、エリスからペースを奪う序盤戦。その後もベナビデスのコンビネーションが冴え、エリスを追い込んでいくも、タフネスぶりを発揮して後半に入っていった。そして迎えた11回、怒涛の連打を見せるベナビデスが、ロープ側で左右のアッパーを強打さえたところでレフェリーがダメージを見てストップ。ベナビデスが11回2分03秒TKO勝利を収めた。
自身が保持していたWBCタイトルを持つカネロ"サウル"アルバレス(30=メキシコ)への挑戦権を獲得したベナビデスの戦績は25戦全勝(21KO)。エリスは22戦18勝(12KO)2敗2分とした。
クルスが判定で挑戦権を獲得
初回の開始からプレッシャーをかけていったクルスに対し、ロメロはジャブで距離を取っていく展開。2回に3度スリップしたロメロは3回に入るとローブローを受け休憩時間を与えられた。攻撃的に出るクルスと偶然のバッティングにより4回に出血したロメロは6回にもローブローを受け、クルスが減点1を課された。中盤に入ると疲れを見せたクルスを捌きロメロの時間帯となるも、終盤はクルスがフックを決めて優位な流れを作り試合終了した。判定は3-0(114-113、115-112、118-109)でクルスが勝利。WBAライト級王座挑戦権を獲得した。
今後は初の世界挑戦を目指すクルスの戦績は23戦21勝(15KO)1敗1分。ロメロは初敗北となり25戦24勝(8KO)1敗とした。