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トップランク社が20日(日本時間21日)、ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターでWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級タイトルマッチを開催。王者ミゲール・ベルチェルト(29=メキシコ)と元WBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者オスカル・バルデス(30=メキシコ)がメキシカン対決で火花を散らした。
バルデスが3度倒して2階級制覇達成
様子見からスタートしたメキシカン対決。序盤はベルチェルト、バルデスともにジャブで探り合う展開を見せた。試合が大きく動いたのは4回終了前。攻勢に出たバルデスが左フックを効かせると、追撃打でロープダウンを奪った。再開後にも右ストレートを放ち、たたらを踏ませた。続く5回、ベルチェルトは前に出て立て直しにかかると、中盤にバルデスは疲れを見せはじめた。終盤に突入するとバルデスは9回、前に出るベルチェルトに左アッパーからの連打で2度目のダウンを奪った。そして迎えた10回終了間際、バルデスは再三打ち込んできた左フックを直撃させると、ベルチェルトは前のめりに倒れ、レフェリーが即ストップ。10回2分59秒TKO勝利で2階級制覇を達成した。
全勝で2本目のベルトを獲得したバルデスの戦績は29戦全勝(23KO)。苦しい展開で王座を失ったベルチェルトは39戦37勝(33KO)2敗とした。