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アマチュア53戦37勝16敗の成績を実績を残し、プロに転向した西田凌佑(24=六島)と元日本バンタム級王者で日本スーパーバンタム級5位の大森将平(27=Woz)が19日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「REAL SPIRITS.70」56.0s契約8回戦で激突した。
元王者と新鋭による注目の一戦、ゴングが鳴って先に仕掛けたのは西田の方だった。
元王者と新鋭による注目の一戦、ゴングが鳴って先に仕掛けたのは西田の方だった。
西田凌佑(六島)が判定勝ち
西田が的確なジャブで勝利を呼び込んだ!サウスポー同士の一戦は、序盤から西田がジャブからワンツーで顔を弾きペースを掌握。前に出てくる大森に対し、ジャブを軸にゲームをコントロールした。中盤に入っても西田は上下に打ち分け後退させてポイントを加点。最後まで積極的に攻めて勝利のゴールテープを切った。
日本ランクを確実とした
3戦目で殊勲の勝利を挙げた西田は「武市さん(武市晃輔チーフトレーナー)の作戦通りに進めることができた。信じて戦って良かった。ジャブがこんなに当たるとは思わなかった。ペースは握っていると思ったが、一発があるので慎重に攻めた。練習が本当にキツかったので勝つことができて本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。
勝利のバトンをつなげた
関西の名門・六島ジムからまたひとりホープが誕生した。西田は「これで日本ランキングに入ると思うので、これからも一戦一戦勝ち続けていきたい」と抱負を語ると、「昭男(古谷昭男/27日に奥本貴之(グリーンツダ)と対戦)や小林さん(ストロング小林佑樹/大晦日に比嘉大吾(AmbitionGYM)と対戦)につなげることができた」と胸を張った。
体が重たかった
一方、手痛い敗戦となった大森は「相手の先制攻撃は予定外だった。丁寧なボクシングで気持ちが入っていると思った」と拳を交えた西田の強さを認めると、「今日は体の動きが重く、中盤に左拳を痛めてしまった。この階級(スーパーバンタム級)でも厳しいかもしれない。階級アップも含めて今後のことを考える」と淡々と語った。躍動感に満ちた大森将平の復活を期待したい。